茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年2月2日

(平成30年2月2日(金) 8:34~8:40  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 特になし

2.質疑応答

(問)まず、昨日補正予算、成立しました。「人づくり革命」の施策も一部含まれているわけですけど、これの受止めと、今日からいよいよ本予算の実質的な審議が始まりますけど、成立に向けた意気込みをお願いします。
(答)昨日、平成29年度の補正予算、成立することができました。この中には、「人づくり革命」関連の保育の受け皿、この前倒し整備の話であったり、更には「生産性革命」に関連してものづくり補助金、そしてまた、中小企業のIT導入支援等々の施策も盛り込まれております。更には、TPP、そして、日EU・EPAに向けて農林水産業の強化策、こういったものも盛り込まれているわけでありまして、極めて重要な施策が盛り込まれております。一日も早い着実な施行、これを目指してまいりたいと考えております。
 そして、今日からいよいよ平成30年度の予算、この審議が始まるわけでありまして、この予算の早期成立、これが最大の景気対策だと思っております。景気回復の実感、これを地域の隅々まで一日も早くお届けするために予算の早期成立を図って、しっかり国会審議に臨んでまいりたいと、このように考えております。
(問)それともう一点、財政再建の関係で、昨日、自民党の財政再建に関する特命委が骨太に向けて議論を始めましたけど、政府のほうは諮問会議が議論の中心になると思うのですけど、党のほうとの連携のあり方というか、特にPBの黒字化達成時期決定に向けてどういうふうに連携していくと。
(答)政府として「経済再生なくして財政健全化なし」、この基本方針、堅持をしてPBの黒字化、目指してまいります。4月には経済財政諮問会議におきまして、これまでの取組の中間評価、精査を行うということになっております。
 昨日から自民党のほうでも特命委員会の議論、始まったわけでありまして、しっかりと議論、連携をしながら進め、そして、最終的には夏の「骨太の方針」、ここにおきましてPB黒字化の達成時期、そして、その裏付けとなる具体的な計画、これをお示ししていきたいと思っております。
(問)党のほうは5月ぐらいに提言というお話もあるようですけど、この提言内容は骨太にも反映されるという。
(答)もちろんこういった議論で、党の御議論、どう進むか分かりませんが、提言をまとめていただいたら、当然それはしっかり受け止めたいと、こんなふうに思っています。
(問)国会議論についてお伺いしたいのですが、野党側の質問としては、森友学園ですとか大臣の線香配布の問題についての議論、追及が集中していて、何か低調な議論なのではないかというような指摘もあるようですけれども、この辺りをどのように考えていらっしゃいますかということと、改めて線香の問題について違法性がないということでよろしいでしょうか。
(答)国会議論、正に予算委員会、今日から始まるわけでありますから、重要な予算、しっかり政策議論が深まるようにしていきたいと思っております。
 私に関する件に関しましては、違法性はございません。国会で答弁しているとおりです。
(問)関連でもう一点ですけども、違法性がないということなのですけれども、自民党の伊吹元議長など与党幹部からも、予算委員会中の大臣と野田大臣の談笑の様子というのに苦言を呈されているようなところですけれども、この辺りは如何でしょうか。
(答)様々なこと、しっかり対応していきたいと思っています。
(問)経済のお話なのですけども、日銀の岩田副総裁が消費税を上げたことが物価目標未達の原因ではないかというふうにおっしゃったのですけども、その辺りの考え方はどうなんでしょうか。
(答)岩田副総裁の発言、詳細には承知をしておりませんので、コメントは控えたい、このように思っておりますけど、物価上昇率が2%達成をできていない、様々な要因によってそうなっているのではないかな、こんなふうに考えております。
(問)トランプ大統領のTPP復帰示唆発言の件についてお伺いするのですけれども、その後、USTRなどから何か2国間も含めて交渉の打診というのはありましたでしょうか。
(答)少なくとも私のところはございません。

(以上)