梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年7月10日

(平成30年7月10日(火) 10:30~10:36  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 本日の閣議において、「平成31年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針」について了解がなされました。これに関連して報告させていただきます。
 まず、国家公務員制度担当大臣として機構定員及び級別定数等に関する要求について発言いたしました。機構定員及び級別定数等に関する要求については、本日、内閣総理大臣決定された「人件費予算の配分の方針」に沿って、内閣の重要政策に係る取組に重点化を図ること、我が国の厳しい行財政事情の下、内閣の重要政策に的確に対応していくため、業務改革の取組を徹底し、既存の体制を厳しく見直すことについて、各大臣に要請いたしました。
 次に、行政改革担当大臣として、現在、各府省で取り組んでいる「行政事業レビュー」の結果について、各府省の概算要求に的確に反映するよう、各閣僚に要請いたしました。また、引き続き、証拠に基づく政策立案――EBPM――の推進も大変重要であることから、各閣僚にはこうした観点も踏まえて概算要求を検討いただくよう、要請いたしました。政府として、「行政事業レビュー」を通じて、平成31年度概算要求に盛り込まれる事業についてPDCAサイクルをしっかりと回し、事業のより効果的かつ効率的な見直しを行っていきたいと考えております。
 いずれも詳細は事務方にお問い合わせいただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)公文書の関連でお聞きします。先週末、与党のワーキングチームが最終報告をまとめて官邸に、総理に提出されましたが、内容の受け止めをお願いいたします。
(答)中間報告に次いで最終報告ということで御提言を頂いたということでありまして、これまでの議論をより深掘りしたものと受け止めております。政府内で議論してきたもの、そして与党の最終報告も参考にさせていただきながらしっかりとしたものに仕上げてまいりたいと思っています。
(問)そのしっかりとしたものにというところで、一昨日、閣僚会議で総理が1か月を目途にという話があったと思うのですが、スケジュール感を教えてもらっていいでしょうか。
(答)1か月を目途にということでしたけれど、6月5日でしたかね、そのときにそうお話をしましたけれども、より深掘りをしているということ、公文書管理委員会の方々の御意見を伺ったり、また与党の先週の最終報告も含めてしっかりその整合が取れるように、またこれまでの課題について対応できるようなものに仕上げたいと思っておりますので、もう少し時間を頂きたいと思います。できるだけ早く良いものを仕上げたいと思っております。
(問)その与党のワーキングチームの提言の中で、大臣がこれはというもので注目したものとか、よりこれを参考にしたいと思われたものというのは具体的に何かございますでしょうか。
(答)全般的に参考にさせていただくということで、これだけはということでは発言を差し控えさせていただきます。
(問)毎回聞かれていると思うのですけれど、国家戦略特区の官用車の問題で、藤原さんの出張、その後、人事院との調整の状況を教えてください。
(答)私から申し上げることができるのは、人事院と相談しながら進めていると、前回と同じであります。
(問)それについて何かスケジュール感というのは。
(答)私どもでスケジュール感は言うことはできないと思っております。
(問)今、豪雨の被害がかなり全国的に西日本中心に出ているのですけれども、地方創生の観点から災害に強いまちづくりというのも重要な観点なのかなと思うのですけれども。
(答)まずは当面、復旧・復興だと思います。これに関しては関係閣僚会議も開いておりますし、また災害のときの対応ということで防災担当大臣、国土交通省その他関連する省庁で今、全力を尽くしているというところであります。地方創生の観点というのはその次の段階でどうするかということだと思いますけれども、私どもの立場でできることは最大限行ってまいりたいと思っております。

(以上)