梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年6月29日

(平成30年6月29日(金) 9:46~9:54  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 国家公務員制度担当大臣として、本日の閣僚懇談会において、7・8月に行う国家公務員の「ワークライフバランス推進強化月間」及び「ゆう活」について発言いたしました。「ワークライフバランス推進強化月間」では、各府省等において仕事をやめたり、手順を見直したりするといった業務の効率化や、退庁時間を早める「ゆう活」に集中的に取り組むことで、職場の意識を変革し、超過勤務の縮減を図ることとしております。
 昨年度の「ゆう活」は、霞が関で「ゆう活」実施対象者4.5万人のうち、約9割が参加するなど、一定の成果を見せております。一方、早期退庁に向けた意識改革だけにとどまらず、働き方改革の具体的な取組を進めていく必要もあるわけであります。
 各大臣に対して、強力なリーダーシップを発揮していただき、全ての職員が生き生きと働き、その能力を最大限に発揮できるよう、この月間も契機に、年間を通じた「働き方改革」を進め、具体的な成果につなげていただくようにお願いしたところであります。
 2つ目であります。行政改革担当大臣として、今年度の「秋のレビュー」の地方開催の開催予定地について報告いたします。今年度も東京での開催に加えて、地方でも「秋のレビュー」を開催することとし、招致団体を公募いたしました。選考の結果、山形大学を開催地とすることといたしました。開催日は本年の11月17日土曜日を予定しております。
 これらに関する正式な決定は、10月頃に予定している行政改革推進会議で行うことになりますが、関係者の準備がありますので、現在予定している日程として公表させていただきます。この機会を通じて、多くの方々に国の行政改革の取組に関心を持っていただける「山形レビュー」となるようにしてまいります。
 3件目、最後に国会次第ではありますけれども、7月2日、来週月曜日に「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定された神奈川県における先導的取組や、国家戦略特区制度の下で実現をした規制改革などによる地方創生の意欲ある取組等、地域のニーズを把握し今後の地方創生に関する取組に生かすべく、神奈川県の横浜市、藤沢市、川崎市を視察する予定です。
 いずれも詳細については事務方にお問い合わせいただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)先日公文書管理委員会がありましたが、大臣は6月5日の会見で、公文書管理の対策について1か月を目途に形にしたいとおっしゃっていらっしゃいましたが、今後の具体的取組については如何でしょうか。
(答)6月26日、そして6月11日に公文書管理委員会を開催いたしました。どちらもマスコミにフルオープンということなので、御覧になった方、また立ち会われた方、多いと思いますけれども、論点の整理をしてきたということであります。まずは、更に少し深掘りもするところもありますので、今それらを基にいろいろな検討をしているということであります。
 6月の総理の指示があった後、1か月を目途にと言いましたけれども、いろいろな公文書管理委員会の御意見、また与党のPTの御意見もしっかりと承りながら、これらを決めてまいりたいと思う、できるだけ早くやりたいと思っている気持ちではあります。
(問)昨日、行政事業レビューの公開プロセスが終了しました。結果の受け止めと今後の取組方針についてもお聞かせください。
(答)6月4日から28日にかけて公開プロセスを行いました。今年度、各府省で実施した公開プロセスでは計71事業について点検が行われ、その結果は廃止が2事業、事業全体の抜本的な改善が17事業、事業内容の一部改善が49事業、現状どおりというのはゼロ、両論併記が3事業となっております。詳細は行革本部事務局にお問い合わせいただきたいと思います。
(問)今後の取組方針については、この結果を受けて。
(答)これらを予算に生かしていただくということになると思います。
(問)山形のレビューの関係なのですけれども、今回山形大に決まったところの理由と、それから山形で、地方開催で3回目になりますけれども、期待するところ、この2点をお伺いできますでしょうか。
(答)山形大学に選定をした理由ということでありますが、当初の公募には応募団体がありませんでした。再公募に応募していただいた団体が山形大学だったということであります。
 加えて、会場設備面において公募要件で示した基準、収容人数とか、あと東京とのやり取りもありますから、電源等の設備等を満たしていること、地方自治体や他大学との連携、またオール山形で取り組むための実行委員会組織の立上げを検討しているということでもありました。4キャンパス制をとっていることから、幅広い地域からの傍聴者の呼込みを期待できると思っておりまして、これらを評価して山形に決定いたしました。
 昨年度は徳島でやりましたが、徳島内でのやり取り、また東京の役所とのやり取りということもやらせていただきましたし、地域の人たちの御意見も聞くことができたということで、山形のレビューにおきましても、地方の声がしっかり聞けるように、また地方においても中央の省庁とのやり取りがしっかりできるようにという形で実施をしたいと思っております。
(問)昨夜に日本代表の試合あったのですけれども、もし見られていたらまず御感想と、サッカーの場合は地方創生、Jリーグとかありますので、まちづくりに関わる部分、多々あると思うのですけれども、その辺のサッカーの今後の期待というか、地方創生に絡む部分でもし期待があればということでお願いします。
(答)特に感想は持ち合わせておりません。決勝の方に行けたということであります。
 あと、サッカーに限らずスポーツを通じた地方創生ということで、いろいろな取組がされているということであります。一例挙げると新潟でアルビレックス、野球もある、バスケットもある、そういった中で一般の方にスポーツジムとしても開放したり、また教えたりもする、地域と一体となってスポーツをしていくということは、地方創生、そして若い人たちの意識づくりに非常に重要であると思っております。
(問)昨日、国際試合で最後のああいう時間の使い方というのは、あまり見たことないなと思うのですけれども、大臣、ああいう後半のボール回しみたいなものをどのように感じられたか、もしございましたらお願いします。
(答)特に感想を持ち合わせておりません。

(以上)