梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年4月17日

(平成30年4月17日(火) 8:45~8:52  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 4月10日の報道を受けて、官房長官からの御指示も踏まえつつ、私からも指示を行って、例の愛媛県が配布した可能性がある文書に関する調査を行ってまいりました。
 具体的には、対象者全員へのヒアリングを行い、文書について何らかの認識がないかどうか直接確認すると同時に、紙文書、電子ファイルの如何を問わず、当該文書の有無について事務局内部全体をくまなく探索しました。
 調査対象者に対する調査を全て終えたところでありまして、現時点では、対象文書自体、紙文書、電子ファイルのいずれについても確認ができなかったということであります。
 今後、新たな事実や証言等が得られれば、必要に応じて速やかに調査を行ってまいりたいと思っております。

2.質疑応答

(問)今、今後という話をされましたが、一度調査としてはここで一区切りですか。
(答)ということですね。10日から直ぐに始まりました。その上で、一応対象者全ての者についてしっかり調査を行ったところ、出てこなかったということであります。
(問)文書は見つからなかったということですが、農水省から見つかった文書でも、内閣府の担当者の発言等々ありましたが、その内容についてということは、今回調査の中で何か聞けたことはあるんでしょうか。
(答)ありませんでした。
(問)農水省で見つかった文書に出ている内閣府の担当者の発言について何か。
(答)農水省の文書については、コメントは差し控えさせていただきます。
(問)この文書には藤原さんの発言とされる記載もありましたが、今回の調査対象33人の中に藤原さんは含まれているんでしょうか。
(答)入っております。
(問)記載内容の御自身の発言とされる部分について、藤原さんは何とおっしゃっているんですか。大いにチャンスがあるとか言っていますけど。
(答)その内容について承知をしていないということであります。
(問)話してないとは言っていないということですか。
(答)ということですね。
(問)話していないと言った。
(答)いや、承知をしていないという表現です。
(問)その聞き取りされた関係者の中にあの文書を目にしたことがあるとか、そういうことをおっしゃっている方もいらっしゃらなかったと。
(答)ないですね。それがあれば調査をしていますから、しっかり。また、発表もさせていただきます。
(問)レスリングの話、よろしいですか。大臣、この間、近く委員会開催されるとおっしゃっていましたけど、現時点での状況というのはどう変わったのでしょうか。
(答)先週の金曜日に公益認定等委員会が、第1回目になりますけれども、開かれたと聞いております。
(問)その報告といいますか、取りまとめみたいなのは何か行われるんでしょうか。
(答)その中身については議論がかなりあったということで聞いておりますので、委員会がそういう取りまとめも含めて決めていくということになりますけれども、まだ今できる段階ではないと思っております。
(問)また再度委員会を開いて、皆さんで検討されるということですか。
(答)前回のときには、まだまとまった形での結論は出ていないということであります。
(問)まとまると、公に何か出される予定はあるんでしょうか。
(答)これは委員会において、委員長以下皆さんで議論をした上で、どういうことを公にすべきか、どういう資料を公にすべきか、また、個人情報との関わりもある。日本レスリング協会との違いは、私どもは公益法人としてのガバナンス、しっかりしているのかどうなのか、組織として対応しているかどうかという観点で見ているということになります。
(問)全ての関係者の聴取はもう当然終えた上で委員会をやっていらっしゃるという理解で良いんですか。
(答)一定の聴取、平等に聴取をするということで、その上で委員会をやっておりまして、その委員会の中において詳細にどういった議論がされたのか私はまだ承知しておりませんけれども、その中で再度必要なのかどうなのかということも含めて、これからまた決めていくということになると思います。
(問)一部報道で、加計学園の獣医学部新設を巡って3年前に愛媛県が官邸に訪問した際に、内閣府から文科省に対して、今日15時ごろに官邸に愛媛県の職員などが行きますよという旨のメールが来ていたという報道がありましたけれども、大臣、その件については。
(答)今朝のニュースで、私も承知はしております。中身については、まだコメントできる状況にありません。
(問)それも調査される予定ですか。それはメールの存在。
(答)今朝のニュースで知った段階ということですから、これからということになります。
(問)内閣府側から送ったかどうかということすらもこれからの。
(答)朝一番で私、閣議に真っすぐ来ていますから、これからということになります。そのニュースの内容も含む、報道の内容も含めて確認をした上でどうするかということになるかと思います。
(問)福田次官のセクハラ疑惑に関してなんですけれども、財務省が報道各社の女性記者に協力を求めていることなど、大臣としての受け止めをどのように感じられるか。
(答)それは財務省が求めたことですから、私はコメントする立場にありません。
(問)次官の進退論も出ていますが、それについてもコメントは。
(答)それも財務省でお決めいただくことだと思いますので、私のコメントは差し控えさせていただきます。
(問)すみません、先程のメールに関してなんですけれども、まだこれからその中身がどのようなものなのか、報道がどうして出たのかというその事実確認は。
(答)その第一報は私もニュースで今朝見させていただきましたけれども、詳細については内閣府に戻ってから、今後の方向性も含めて考えさせていただきます。
(問)もし何かしら分かった場合というのは、また。
(答)発表しますよ、それは。
(問)金曜日の閣議の前に発表していただけると。
(答)それはそういうことですね。

(以上)