梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年3月30日

(平成30年3月30日(金) 8:42~8:46  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私から2件、御報告がございます。
 まず、今週28日水曜日に持ち回りして開催しました行政改革推進会議について御報告いたします。
 お手元にお配りしているとおり、行政事業レビューについて、調達改善について、歳出改革ワーキンググループについての3点について、取りまとめをいたしました。行政事業レビューについては、これまでも毎年度改善を積み重ねてきたところですが、この5か年の経験も踏まえて、来年度の実施に当たって、各府省における「公開プロセス」の強化や「EBPMレビュー」の試行的実践などの取組により、事業のより効果的なかつ効率的な見直しを行っていくこととしております。
 二つ目、企業版ふるさと納税の対象事業の認定(平成29年度第3回)についてお話をいたします。
 本日、お手元の資料のとおり、企業版ふるさと納税の対象事業として、新たに11道府県56市町村の86事業を認定いたしました。
 特徴的な事例を二つほど紹介しますと、長野県佐久市では、同市出身の武論尊氏原作の漫画「北斗の拳」のキャラクターをデザインした、市のPR用バルーン(気球)を製作し、佐久バルーンフェスティバル等のイベントで活用する事業を計画しており、武論尊氏の関連企業など2社が、平成30年度に総額700万円の寄附を行う予定です。
 岩手県洋野町では、地場産業への就業促進を図るために、全国で唯一、潜水と土木の基礎的知識と技術を学ぶことのできる岩手県立種市高等学校において、学生寮の運営や地元企業でのインターンシップ等を実施する事業を計画しております。いずれも詳細については事務局にお問い合わせください。

2.質疑応答

(問)昨日の総務委員会で野田大臣が、放送法4条の撤廃については慎重な考えを示している他、各民放の事業者も会見等でこの数週間、慎重な姿勢を示していますけれども、現時点で大臣のお考えを改めてお伺いします。
(答)私どもは、従来申し上げておりますとおり規制改革推進会議での議論を待つという立場であります。一つの方向性を持って進めていくということではありません。
(問)伊調選手のパワハラ問題のヒアリングの状況についてはいかがでしょうか。
(答)今ヒアリングを進めているところということで、公平に双方からヒアリングをしているという状況です。その進捗についてはコメントは差し控えさせていただきます。その上で委員会に諮るということになっていくと思います。
(問)貴乃花親方が内閣府への告発取下げを表明しましたけれども、大臣の感想を。
(答)特に感想はございません。先般火曜日の記者会見の時点ではまだ取下げがありませんでしたけれども、翌28日に取下げがあったと報告を受けております。
(問)レスリング協会の関連で、双方からヒアリングを行っていると、スピード感というところでは大臣のお考えは。
(答)スピード感というか、私どもは公益法人としての要件を備えているかどうかということを主力に考えているということでして、双方から聞くとなると双方の都合もあり、私どもの都合だけではありませんから、双方のスケジュールを聞きながら今やっている、できる限り速やかに行っているということであります。

(以上)