江崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年10月24日

(平成29年10月24日(火) 10:15~10:25  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.質疑応答

(問)NHKの佐久間です。
 大臣は、御自身のどのようなところが当選の勝因だと思っていらっしゃるのかということと、これから今日以降、大臣業務にどのように取り組んでいかれるかというお考えをお聞かせください。
(答)長年培ってきた組織がしっかりしていたということですね。これが勝因だと思います。
 今後の取組は、与えられた責務に対して一生懸命取り組んでまいります。
(問)共同通信の中田と申します。
 今回の選挙では、希望の党と立憲民主党という新しい政党と自民党の戦いになったと思うんですけれども、希望の党が途中で失速した要因と、立憲民主党が第1党に選ばれたというその民意について、どのようにお考えでしょうか。
(答)希望の党は、多少代表に無理があったのではないか。立憲民主党はリベラルといったことで、判官びいきというところもあったのではないか。それと何よりも政権選択の選挙戦と言われておりましたが、野党がばらけてしまった。したがって、自公連立政権が今まで非常に安定政権であっただけに国民、有権者の評価が高くて、勝利につながったと思っています。
(問)朝日新聞永田です。2点お伺いしたいと思います。
 1点目は、今の質問に関連してなんですけども、今回、自公が大勝したという結果になりましたけれども、一方で内閣支持率というものは不支持率、各社の世論調査で拮抗していたり、不支持率が高いという状況ですけども、この現状をどのように受け止められていられるのかというのが1点で、2点目は、憲法改正について、憲法改正の発議に必要な定数の3分の2超を与党で維持したわけですけども、今後の改憲に向けて与党としてどのように取り組んでいくべきか、それと大臣の改憲に関するスタンスというのをお伺いできますでしょうか。
(答)1点目は、幾ら安定した政権でも長いときには多少評価が異なったりしますが、この自公政権は安定していると、国民の評価も高いとのことで、支持率の多少(の変動)はやむなしと判断しております。
 2点目は、国民の理解を得ての国民投票が最優先ですから、私ども閣僚の1人がどうこう言うべき問題ではないと強く思っております。
(問)沖縄タイムスの上地です。
 沖縄選挙区についてお伺いしたいんですけれども、浦添より2つ上の2区と3区で、自民党公認候補が比例復活すらできなくて議員がいなくなったんですけれども、本人たちは、野党候補と違って自分たちは、政府与党とパイプがあることで沖縄振興策を実現できるんだというふうに訴えてましたが、このいなくなったことで沖縄振興策に対する影響というのを、どのようにお考えかというのを教えてください。
(答)沖縄振興策は、これからも一生懸命取り組んでまいります。衆議院選は、選挙前とか選挙中とかいろいろあるんですね。そういったことで、沖縄県民の皆さんの感情といったものが直ちに米軍に向けられる。自民党候補の西銘先生が、小選挙区で勝たれたことは非常に評価すべきだと思っております。前回はそれぞれ比例で当選されましたが、小選挙区で勝利を得られたということと、タイミングは大変ですね。そんな思いがあります。
(問)共同通信の中田です。
 先ほど、私がさせていただいた質問の中で希望の党に関して、希望の党は多少代表に無理があったとおっしゃいましたけれども、どういうところに無理があって、小池代表はどのようにすべきだったとお考えなのでしょうか。
(答)当初の勢いだと、野党第1党(になる可能性がある)と皆さんもかなり期待もあったかと思うのですが、そのときに私は都知事と衆議院(国政)を兼ねることは好ましくないと(言っていた)、いわんや、首班指名を誰にするか選挙後に決めると言ったら、有権者の方は失望するじゃないですか。何で選挙をやるのですかと。それが特に敗因であったと思っております。
(問)そうしますと、選挙の時点で小池代表が、首班指名を誰にするかというのを明確にすべきだったのではないかと。
(答)野党第1党といったときに、都知事を辞めて自分も衆議院選に出る決断をされるべきだった思います。それができなかったし、初めから都知事は出ないと言っていましたが、出ないと言った以上は、首班指名を誰にするか決めないといけないです。政権選択選挙ですよ。それを決められなかったのが、支持が大きく下がった原因だと思ってます。
(問)東京新聞、吉田です。
 総選挙終わって今日初めての閣議が行われたと思うんですけども、安倍総理からその閣議でどのようなお言葉があったのかと、1日にも特別国会が召集されるという報道ありますけども、第4次安倍内閣に向けて人事で何か言葉があれば。
(答)それぞれ緊張感を持ってこれからも取り組んでもらいたいと、それ以上ありませんね。
(問)選挙についてもねぎらいというか。
(答)皆さんの努力が功を奏しましたねと、そういったことです。
(問)朝日新聞の永田です。
 今回の選挙、野党からはモリ・カケ隠しだというような指摘が当初からなされてたと思うんですけども、今回の衆院選の結果を受けて、この問題については、国民から理解を得られたというような御認識で大臣いらっしゃるとされますでしょうか。
(答)今回の選挙結果と、森友さんが既に司直の手に委ねられているときに、余りこうしたことは差し控えるべきだと思いますね。

(以上)