梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年11月1日

(平成29年11月1日(水) 10:16~10:26  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)月曜日に行われました地方大学振興の有識者会議で、最終結論に向けた論点の整理が行われたかと思いますが、進捗状況と大臣の御所感をお願いします。
(答)12月末までに、この有識者会議の結論を出していくということで今議論をしているところであります。
 私も就任以降、全部の会議に出ているところですけれども、「地方大学の振興及び若者雇用等に関する有識者会議」という会議の名前のとおり、本年5月の中間報告やそれを踏まえて策定された「まち・ひと・しごと創生基本方針2017」を受けて、詳細な仕組みの在り方等について検討を進めているところということで、具体的には地方の特色ある創生のための地方大学の振興方策、東京の大学の定員増の抑制の枠組み、魅力ある良質な地方での雇用機会を創出するための方策について、大きなテーマはそういうことですけれども、多様な視点、また個別の例を挙げながら議論をしているということで、個別の例ということはヒアリングもして、そういったところで深掘りをしながら結論をまとめるための作業を今しているということでして、もう少し時間が掛かると思っております。
 年内には最終報告の取りまとめを行っていきたいということで、テーマとしては、今言ったようなことについて、いろいろな視点、いろいろな議論があるということでして、それらをどう集約していくかということ、これからの作業だと思っています。
(問)同じく有識者会議で、2018年度に予定をしている地方大学の新たな交付金、これの交付先を選ぶ際の基準が10月30日の会議では論点の1つになったと聞いております。
 梶山大臣は交付先を選ぶに当たって、何がポイントになるとお考えですか。
(答)これまだ概算要求の段階のものということですから、要求の段階で120億円でやっていますけれども、しっかりと地方の取組、例えば地方大学の振興について、首長さん、知事を始めとする地域のリーダーがしっかりリーダーシップをとってその地域の産業や若者の定住、定着を考えておられるかどうか。トータルでしっかりとやはり考えていただくということと、今、付け焼き刃で新たな産業を起こすということではなく、従来、その地域にあった産業をより深掘りして、更にまた他の地域よりも先進的なものにしていくための仕組み作り、取組というものができているかどうかというようなところが私の考えではやはり重点的に見られていくものだと思います。
 また、そういう大学の意欲も含めて、しっかり見てまいりたいと思いますし、また有識者の方々の意見も参考にしていくと思います。
(問)行政事業レビューの日程についてお伺いします。
 政権発足や衆議院解散もあって、日程がちょっとずれたと思いますが、最終決定した日程等がありましたら教えていただけますでしょうか。
(答)本年度の行政事業レビューは東京で行うものは11月14日から16日まで3日間ということで開催いたします。
 また、今年は地方レビューは徳島県で行うということで募集をして徳島に決まりましたけれども、これは11月19日、日曜日に開催をする予定でして、徳島大学でやる予定です。
 行政事業レビューに関しましては、日程も含めて最終的に行政改革推進会議で事業の対象になるものも含めて来週ぐらいに正式な決定をする予定です。
(問)前回の会見で質問して保留になっていたものがあったかと思いますけれども、「15年6月5日のワーキングの議事要旨はいつ作られたんですか」という、もしお答えが用意されていればお願いします。
(答)作成日ということでしたね。本年の3月6日ということです。
(問)3月6日にできたということですか。
(答)できて公表したと。公表したということはできたということですね。
(問)そのときに2問目で聞いた、「いつから作り始めたんですか」という質問もちょっと追加でしていましたが、それは何か別の日とかありますでしょうか、もっと早くとか。「いつから作り始めたんでしょうか」みたいなことをちょっと補足で最後に聞いていたんですけれども、それは特段今はお手元にはないですか。
(答)いつから作り始めたか、作業の流れのスタート地点、作業の流れの中でやってきたということなんですね。これもまた確認しておきましょう、必要であれば。
(問)大臣になられて3か月ということで、今回でちょっと区切りが付くということなんですけれども、そうした中で、駆け足でいろいろやられていましたが、加計学園の問題についてもこの会見の場でもいろいろ質問が出ました。
 その場で答えられるもの、大臣も答えに四苦八苦されているところもあったと思いますけれども、この問題、やはり我々からしてもちょっとまだ疑問があるようなところが多々ありましたが、大臣はここで立たれて答弁されていて、根が深いものなのか含めてどういった印象でずっとお答えをされていたのでしょうか。
 また、これはどういった課題が今後まだ残っているというふうにお考えでしょうか。
(答)この質問に関しましては、就任時点で申しましたように丁寧に答えていくということだと思います。
 ただ、私が当事者でなかった時期もありますので、関係者に確認をしながらとか、書類を確認しながらということで今までも答弁をしてきたつもりであります。
 論点というか、何かしら結論を導き出したいとの思いもあるでしょうけれども、しっかりお答えしているつもりでおります。
 私の仕事として、公文書の管理もございますので、それらも含めてしっかりとやっていくということだと思っています。
(問)大臣は我々の質問に対してお答えしている中で、疑念はこれでもう払拭できているというふうにお考えでしょうか。
(答)一つ一つの質問に対して答えていくということでして、私が全部に体系的に答えているということになるかどうかは皆さんの判断ということになると思います。

(以上)