第22回総合科学技術・イノベーション会議

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第22回総合科学技術・イノベーション会議の様子1
写真2
第22回総合科学技術・イノベーション会議の様子2
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発言する安倍総理
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日立製作所によるプレゼンテーションの様子

 平成28年9月15日、総理大臣官邸において、第22回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
 会議では、「総合戦略2016に基づく重きを置くべき施策の特定」及び「人工知能等の研究開発の効果的な推進」について決定があった後、「特定国立研究開発法人の中長期目標の変更」について答申を行いました。その後、日本の企業がビッグデータやAIを活用し、そこで働く人間の役割も含めて、新しい社会を実現しようとする取組の一端として、日本らしいきめ細やかなSociety5.0の実現が期待される「Society5.0の実現に向けて」をテーマとしたプレゼンテーションが民間企業より行われました。
 最後に、安倍総理から、次のとおり御発言がありました。
「本日は、民間企業からSociety 5.0の実現に向けた具体的な取組を御説明いただきました。
 雲をつかむような話ではなく、生身の人間が現場を観察して見つける課題が出発点となり、データやそれを解析する人工知能の力を借りることで、その解決策を効率的に探し出す、という仕事のイメージを実感することができました。
 政府は、Society 5.0の実現に向けて、産業界とともに取組を強化してまいります。本会議と未来投資会議との緊密な連携をお願いします。
 Society 5.0の基盤技術である人工知能の研究開発については、限られた官民の資金を最大限有効に活用してまいります。
 このため、『人工知能技術戦略会議』の下、特に、主に基礎研究を担う『理化学研究所』と、主に実用化・実証を担う『産業技術総合研究所』は役割分担を明確にして取り組んでいただきたいと思います。
 国家安全保障に貢献する技術については、本会議と、防衛省等、関係省庁が連携して、その強化に一層取り組んでいただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。」