石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年4月7日

(平成29年4月7日(金) 8:39~8:42  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 今日は、閣議は特に御報告するような案件はありませんでした。

2.質疑応答

(問)1問、外交関連ですが、米中首脳会談が始まりました。大臣として注目されている発言ややりとりというのは、どういった部分でしょうか。
(答)アメリカと中国の話ですので、原則的には私がとやかく言う話ではないと思いますけれども、大国ですので、両国が地域の情勢や世界の平和など様々な分野で話をされるということは有意義なことではないかと思っています。
(問)今の関係で、日本経済への影響といいますか、その辺り注目点てどういうふうに考えておられますでしょうか。
(答)これは結果を見ないと分からないです。
(問)景気ですけれども、戦後3番目のバブルを超えるというような見通しが強まっております。その所感と、そういう時期だからこそ、本来は構造改革をしなければいけないと思うのですけれども、それが十分できているのか、よろしくお願いいたします。
(答)アベノミクスの成果は、雇用環境、所得、この二つの分野で非常に顕著に表れていると思います。日本は1995年から生産年齢人口が減少に転じ400万人が減るような中で、170万人ですか、雇用が増える、また正規雇用も一昨年から77万人増えるということと、更に今年の春闘、中小が頑張ってくださいまして、ベースアップも4年連続、来年一年続けば1割上がるわけです。こういう形で幅広く国民の方々がデフレというものから緩やかなインフレ、そのような中で給与も上がっていく。そういう中で将来に希望を持って生活できるように多くの方々が望んでいただけるような環境を作っていくということがこれからも肝要です。
 ただ、前段の質問で米中首脳会談のお話が出ましたけれども、やはり保護主義の台頭というものはしっかりと気を付けていって、世界貿易、自由主義、自由経済、こういうものをしっかりと守っていくということが肝要なのではないか。また外的な要因については、きめ細かくアンテナを張って注意をしていくことが必要ではないかと思っています。

(以上)