石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月21日
(平成29年3月21日(火) 8:56~8:59 於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)
1.発言要旨
本日の閣議ですが、格段、皆様方に御報告する案件はありません。
2.質疑応答
- (問)G20が終わりましたけれども、共同声明から保護主義に対抗するといった文言がなくなりまして、アメリカのトランプ大統領が今後、保護主義的な主張というのを強めてくるのではないかという懸念も強まっております。
今回のG20に対する大臣の評価と、日米の経済対話が控えておりますけれども、日本への影響、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。 - (答)御存じのとおり、G20には私は出席していません。これは財務相・中央銀行総裁会議ですので、報告レベルの話しかできませんけれども、世界経済というのは回復が進んでいると、その一方で、下方リスク、こういうものが存在していると。各国が対策など課題に、国別に状況、地域ごとに状況が違うわけですから、どのように取り組んでいるのかということで議論がなされて、それが中心的であったというふうに報告を受けています。
今、御質問になられた点については、共同声明の中で、「我々の経済に対する貿易の貢献の強化に取り組んでいる」と、そういう文言が盛り込まれています。これは当然と言えば当然ですけれども、今の御質問に対して明確な意思の表明が私はなされたものだと思いました。
麻生大臣も、会見で、自由貿易の重要性というものはG20の中で共有されたと話していますし、会議の席上、今言われたような自由貿易を否定するような発言はなかったと。ですから、見出しと内容は少し違うのではないかというような印象を持っています。
ただ、あくまでも私は出ていません。ニュアンスが分かりませんので、そういう報告を受けているということです。
(以上)