石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年2月10日

(平成29年2月10日(金) 9:52~9:56  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 今日の閣議ですが、特段皆様に御報告する案件はありません。

2.質疑応答

(問)日米首脳会談が今日の夜に始まると思いますけれども、改めて通商政策についてどういった議論がされることを期待されますか。
(答)議論の詳細は実は何も決まっていないと思います。やはり総理も申されているとおり信頼関係の醸成ということが一番で、そして成熟した日米関係のもとで、互いにウィン・ウィンである経済関係が構築できる、そういうことが議論されることを期待するということに何ら変わりはありません。
(問)今の関連で伺います。具体的な内容はまだ決まってないというところでありますけれども、自動車の関係でトランプさんが貿易赤字のところを批判し、自動車メーカーの方からもどういった議論になるのか、あるいは不安の声が出ていると思うのですけれども、大臣としてその辺りいかがでしょうか。
(答)これも申していますとおり、日本の車が600万台ぐらいアメリカで売れているのでしょうか。このうち400数十万台は現地で生産されている。こちらから完成車で行っているのは150万台、160万台ぐらいでしょうか。こういうことによってアメリカで直接、間接の雇用も含めますと150万の雇用を生み出している。そういう事実が一方であって、通商摩擦というと、私が初当選のころのSIIトークが多分最後だと思うのですけれども、そういうところとは時代背景は大分変わっているのではないか。このような認識を持っています。
 ただ予断をもって、どうなるということを言えるような材料は持ち合わせていませんし、今、御質問にあったようなことも言われていることは承知しています。一言で言えば、日米関係、経済関係は成熟した関係にもう入っていると思いますので、そして互いに相互依存し合っているということは時代背景として、今あるのではないでしょうか。

(以上)