加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年7月11日

(平成29年7月11日(火) 10:53~10:58  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議等の発言、また冒頭申し上げることは特にございません。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 世論調査の結果についてお聞かせいただきたいのですけども、報道各社の調査の結果、内閣支持率が大幅に下がって、支持しないという方が支持する方を上回っているような状況です。内閣支持率も政権発足以来最低のレベルに落ちているかと思うのですけども、大臣としてこの要因、どういうふうに分析されているかというところと、今、大臣として政権を今後どういうふうに運営を進めていくべきとお考えかというところをお聞かせください。
(答)支持率については、よく長官が一喜一憂すべきではないとおっしゃっておりますけども、しかしこうした結果が出たこと、都議選も地方選挙といえども、また、それからの流れとしてこうした世論調査の結果が出たこと、このことを真摯に受け止めるべきというふうに思います。
 要因といってもいろいろな要因があるのだろうと思いますけれども、そこはそれとしてしっかりと分析をしながら、しかし大事なことは、やはり政府としてやるべきこと、今、福岡、大分でも大変な災害が起きているわけでありますから、それに対してしっかり対処し、また、速やかな復旧を図っていくということ等、国民の安心・安全をしっかり確保していくということ。加えて、安倍政権スタートして以来、デフレからの脱却ということで経済再生に努めてきてここまで来たわけでありますけれども、まだ道半ばであることは間違いないわけでありますから、そういったことを一つ一つ進めていく。その中で一億総活躍であり働き方改革も正にこれからというところがありますから、そういったことを一つ一つ具体的に進めていくということが大事なのだろうというふうに思っています。
(問)共同通信の山本と申します。
 働き方改革の点で伺います。先週末から既に2年前に国会に提出されている労働基準法の高度プロフェッショナルを盛り込んだ法ですけれども、こちらの修正について、連合から政府に要請がありますとか、あるいは政府内で検討が進んでいるという報道がなされております。これは秋の国会で今度こそ審議いただきたいという、そういった準備なのかなと思うのですけれども、こういった既に提出されている労基法の改正案に加えて働き方改革で出てきた新たな法案、これから出す法案と一体的に御審議いただくべきとお考えでしょうか、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)今お話があった労基法改正案は、先の国会で継続審議になったというふうに承知をしております。それから別途、働き方改革に関しては、大きく長時間労働の是正と、それからいわゆる同一労働・同一賃金に係ることについて、それぞれ労働政策審議会において建議がなされた。これから審議会では要綱で御議論いただくという段階だと思っていますから、それはそういう中で議論いただくということなのだろうと思いますし、その法律の姿として最終的にどういう形で出ていくのかというのは、正にこれからなのだろうと思いますけれども、ただ、いずれにしても、これは私のところというよりも、提出するのは厚生労働省ですから、厚生労働省において、今申し上げた労働政策審議会に諮りながら進めていかれるのだろうというふうに思います。
 それから、労基法改正について今日も報道が出ておりましたけれども、これについては働き方改革実行計画においても、今国会に提出する法案の早期成立を図るというふうに明記をしているところでありますから、その図るためにも様々なそういった方向へ進むための環境整備という意味においても、連合を始め関係者とも意見調整をしていくということは当然のことなのだろうと思います。

(以上)