加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年4月4日

(平成29年4月4日(火) 9:13~9:18  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議で、春の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について発言をいたしました。資料はお手元にありますが、明後日4月6日から10日間、来週の15日まで、「春の全国交通安全運動」を実施するとともに、この期間中、ゼロの付く4月10日月曜日を、特に「交通事故死ゼロを目指す日」とし、国民の更なる意識の向上や交通事故の発生の抑止が図られるよう、一層の周知を行うこととしております。
 昨年の交通事故死者数は3,904人と昭和24年以来、実に67年ぶりに4,000人を下回りました。また、交通事故発生件数及び負傷者数はともに12年連続で減少しております。しかし、いまだに多くの方々の尊い命が失われている現実があります。特に、高齢運転者による交通事故が多発していること、その対策が喫緊の課題になっております。
 これを受けて、今回の運動では、「子供と高齢者の交通事故防止~事故にあわない、おこさない~」を運動の基本とし、高齢運転者による交通事故防止に向けた普及啓発などにも取り組むこととしております。地方自治体や関係団体、多くのボランティアの皆様と力を合わせ、効果的な運動を展開していきたいと思っております。
 なお、春の全国交通安全運動の初日である6日の午後3時半から、自民党の交通安全議員連盟所属の先生方が、有楽町駅前で春の全国交通安全運動の啓発活動を行うと承知をしております。私も状況が許せば、ともに周知活動を行いたいと考えているところでございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 長嶺駐韓大使が今日、帰任されることになりました。日韓合意の履行がないままでの帰国となったということなのですけれども、一方で拉致問題の解決には、大臣常日頃から、日韓含めた関係国との協力が必要だというふうにおっしゃっているかと思うのですけれども、今回の帰任が拉致問題に与える影響等、どういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか。
(答)拉致問題を含めて、北朝鮮に対応する上においては、日韓間の連携というのは非常に重要でありますし、そうした連携を図りながら、例えば情報交換を行っていくということが大事だと思っておりまして、これまで、大使がこちらにおられても、そうしたことは続けているわけではありますけれども、今回帰任を通じて、そうした緊密な連携が図られていくということ。
 それから、昨日の官房長官の記者会見でも長官がおっしゃっていましたけれども、韓国の場合、これから大統領選挙があり、政権が移行していく過程にあるわけでありますから、そういった中においても、情報収集したり、必要な連携をとっていくという意味において、今回の帰任、拉致問題に関しても、そういった意味で、これまでもそうでありますけれども、今回の帰任によって、より一層、そうした連携が図られることを強く期待をしております。

(以上)