加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年3月7日

(平成29年3月7日(火) 9:05~9:10  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 閣議では特に発言はございません。また、冒頭申し上げることも特にございません。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の髙橋です。
 北朝鮮に関連してなのですが、ミサイル発射を受けて国際社会の圧力が強まっていくと考えられます。そうなると、家族会、救う会は見返りにということで交渉を求めていると思いますが、その圧力をかけていく一方で、どのように拉致問題の解決を見出していくか、大臣どのようにお考えでしょうか。
(答)これまでの核実験に加えて、昨日の4発の弾道ミサイル発射など、北朝鮮のこうした対応に対しては、日本政府も関連安保理決議に反するということで大使館ルートを通じて厳重に抗議するなど、断固たる対応をとっていかなければならないというふうに思います。
 そういう中で、拉致被害者の帰国の実現に関して、これは従前から申し上げているとおり、こうした状況の中にあっても、全ての拉致被害者の方の一日も早い帰国の実現に向けて、我々としては引き続き全力を尽くしていく、この姿勢に全く変わるものはございません。
(問)朝日新聞(髙橋)です。
 関連してなのですが、今後国際社会は北朝鮮に対する圧力を強めていくというふうに考えられます。一方で、拉致については交渉事なので、圧力一辺倒ではなかなか難しいかなという面もあるかと思うのですが、それはどのように両立というか、克服していくお考えでしょうか。
(答)これまでも圧力をてこにということを申し上げてまいりました。決して簡単なことではありませんけれども、そうした状況の中で、先程申し上げた北朝鮮に全ての拉致被害者の一日も早い帰国をということを決断させるべく、我々としてあらゆる手段を駆使して対応していきたいと思います。
(問)関連になりますが、NHKの伏見ですが、ミサイル発射を受けて、やはりこれまでとは違う対応を求めるような声も自民党内、与党内から出ているかと思うのですけれども、大臣は、更なる例えば制裁の強化等を含めて、新たな手段ということについてはどういうふうにお考えになっていますでしょうか。
(答)新たな手段という中で、制裁等に関しては、何か国連の安全保障理事会、日本も常任理事国でありますから、アメリカ、韓国を始めとする関係国と今後の対応について議論を開始しているというふうにも承知をしております。具体的な制裁うんぬんということについて、あるいは日本の制裁うんぬんについては、やはり拉致を含めて核ミサイルという包括的な問題の解決に向けてどういう対応をとることが効果的なのかということで、これは当然不断に議論していかなければならないだろうというふうに思います。
 それから、それ以上に我が国の安全をどう考えていくのか、安全保障上どう対応していくのかという議論は別途あるのだろうというふうに思いますけれども。
(問)(NHK 伏見)もう一点、働き方改革なのですけれども、今週中にも改めて労使のトップが会談して、長時間労働の是正に向けて話をするというような報道もありますけれども、働き方改革実現会議の次回会合も近づいているかと思うのですけれども、どういったスタンスを労使双方に求めたいかということを改めてお聞かせください。
(答)いずれにしても、今月末を目途に実行計画を取りまとめるということでありますから、それを念頭に、労使においても合意形成に向けて御努力をいただいているというふうに承知をしております。

(以上)