加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年3月3日

(平成29年3月3日(金) 9:13~9:20  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議での発言は特にございません。
 また、明日でありますけれども、東京都の主催により、東京国際フォーラムで開催される東京都結婚応援イベント「TOKYO縁結日2017」に出席し、少子化対策担当大臣として挨拶をすることにしております。
 昨年4月に内閣府で開催いたしました「結婚応援のための全国フォーラム」、これは内閣府と東京都で共催したわけでありますが、皮切りに全国各地でも同様のフォーラムを開催し、結婚応援の機運を醸成していただきたいとお願いをしたところであります。
 東京都が開催する本イベントは、「都民の結婚・出産・子育ての希望の実現」のため、結婚を希望する方々に必要な知見や有用な関連情報を提供し、結婚に向けた一歩を踏み出す機会とし、また、社会全体で結婚を応援する機運を醸成するものであると伺っております。
 結婚の希望をかなえる環境をつくっていくことについては、地域の実情をよく理解している地方公共団体において自主的な取組を進めていただくことが重要であり、国としてもできる限りの協力をさせていただきたいと考えております。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の髙橋です。
 先に別件でよろしいでしょうか。冒頭の件ではないのですが、森友学園の国有地売却問題なのですが、国会では参院の鴻池氏への働き掛け等も明らかになりました。今回、売却に至る経緯や根拠について国会で論戦になっていますが、大臣の受け止めをお聞かせいただけませんか。
(答)その今おっしゃった働き掛けというのは、鴻池事務所に対する働き掛けであって、鴻池事務所が理財局等に働き掛けをしたということは承知をしていないのですが、いずれにしても本件について昨日も国会で議論がありましたけれども、一つは適正に国有財産が処分されているということが大事でありますから、そういう観点から会計検査院も調査に乗り出すということでありますので、そういった機関においてしっかりと示していくことが必要だというふうに思いますし、また、それぞれの議員において、そういう問題が出てくるのであれば、それはそれぞれの議員においてしっかり説明責任を果たしていくと、こういうふうに思います。
(問)関連でもう一点なのですが、今回、面談記録が一部破棄されているとか、そういう文書管理の在り方についてと、あと野党側からは籠池氏の参考人招致を求める声も出ていますが、これについての受け止め、追加で2点お願いいたします。
(答)文書管理については、財務省の文書管理規則にのっとって適正に管理をしている、また、それにのっとって処分をしたというふうに国会で理財局長が答弁されていたというふうに承知をしておりますので、ちょっとそれ以上、私は承知をしておりません。
 それから参考人の話は、もうこれは国会の話でありますから、政府が何か申し上げる立場にはありません。
(問)テレビ朝日の柊と申します。
 昨日、連合の方で記者会見がありまして、その中で逢見事務局長が、今の働き方改革で議題になっている長時間労働の是正の上限問題について、今どれぐらいのところにあるのかということで、2イニング目に入ったところだと、野球に例えて話しています。
 一方で、関係者からは、やはり事務方に任せると遅々として進まない、労政審を見ているようだというような声も上がっています。
 働き方実現会議が3月の中旬頃に開かれるということなのですけれども、今のこのスピード感、どういうふうに大臣は御覧になられているでしょうか。
(答)どういうふうに具体的に言われたのか、新聞で書かれていることは私も承知をしておりますけれども、ただ、いずれにしても実現会議においては、それぞれ経団連の会長と連合の会長に対して、総理の方からそれぞれ胸襟を開いて合意形成に向けて努力してほしいということを申し上げているわけでありますので、両会長がリーダーシップを持って取組をしていただいているというふうに思います。
 また、今月末には取りまとめをするということでありますから、そういったことを念頭に合意形成に向けて努力をされているものというふうに考えております。
(問)テレビ朝日の柊です。
 関連なのですけれども、やはりこうしたものはトップ同士でどんどん決めていかなければいけないとは思うのですけれども、この事務方を通して今やっているという、この作業の仕方についてはどう考えられますか。
(答)具体的にどういうふうにされているか、私は承知をしていないので何とも申し上げられませんが、ただ、一般論で申し上げれば、例えば大臣同士で話をしながら、途中で事務的なもちろん調整もしていくと思いますけれども、メインはトップ同士でお話をされるところにあるのだろうと思いますし、そういう、それぞれが認識を持って、この問題に対応されているというふうに私は承知をしております。

(以上)