加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年10月14日

(平成28年10月14日(金) 9:13~9:20  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議での特に発言はございません。
 冒頭2点。一つは、明日15日土曜日に、鳥取県米子市において、政府拉致問題対策本部と鳥取県との共催により「国民の集い」を開催し、私も主催者として参加することとしております。
 鳥取県では平成22年から7年連続の開催となっています。拉致問題の解決のために、世論の後押しが大きな力となります。多くの方々の積極的な参加をお願いしたいと思っております。
 続いて、10月16日日曜日に、香川県が主催し、県庁で開催される「かがわ縁結び支援センターオープン記念講演会・縁結びおせっかいさん認定式」に出席し、少子化対策担当大臣として挨拶をさせていただくことになっております。
 「かがわ縁結び支援センター」は、結婚を希望する独身男女に出会いの場を提供し、出会いから交際まで丁寧な個別支援を行うため、香川県により委託される公的センターであり、本日、開所いたします。この開所に合わせて、10月14日から16日にオープン記念キャンペーンとして、独身者の皆さんや未婚の子を持つ御家族の方、結婚を応援したい企業・団体・個人の方に向けた記念講演や婚活イベント、最終日には「縁結びおせっかいさん認定式」など、結婚を希望する方の第一歩を応援する内容が様々に盛り込まれていると聞いております。
 地域の関係者が連携した様々な出会いの機会の提供や、結婚を希望される方への適切な情報提供など、結婚に向けた様々な支援を行うためには、国と地方自治体の連携が不可欠だと認識をしております。引き続き、国と地方自治体での結婚支援に取り組み、皆さんとの信頼関係を構築し、少子化対策をより力強いものにしていきたいと考えております。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)おはようございます。共同通信、比嘉です。
 大臣、本日、米国のキング北朝鮮人権問題特使との会談を御予定だと思うのですけれども、明日の政府と米子の集会もあるということで、今回の会談をどのように拉致問題あるいは北朝鮮問題の解決に結びつけていくか、お考えをお願いします。
(答)今回のロバート・キング北朝鮮人権問題担当特使、今日の夕方こちらにおいでになってお会いをさせていただくということで、先方からのいわば要請に基づいて、そういう機会を設けさせていただきました。中身については、お会いしてみなければ申し上げられないところではありますけれども、従前からキング特使は、5月にアメリカであったフォーラムに御出席いただいたり、これまでもいろいろな形で連携をとらせていただいているところでありますので、引き続き拉致問題の解決のために、米国との連携を一層強化していくという機会にして、一日も早い拉致被害者の方全ての帰国に向けての契機にしていきたいと思っています。
(問)朝日新聞の高橋です。
 働き方改革について、昨日、総理が現場の方と意見交換されました。兼業については総理御自身は、長時間労働にならない管理の仕方という形で課題を挙げておられましたが、大臣御自身、もし他に兼業していく上での現状の課題という認識があればお聞かせください。
(答)実際に兼業・副業を認めている企業は、たしか3.何%という大変低い水準であります。そういった中で、総理からもありましたけれども、全体としての労働時間の管理をどうするのかということ、それから逆に、そうした状況になっている中で、今申し上げた労働時間をどう管理していくのかというのが大変大事なポイントでありますけれども、ただ、あそこで出てきた御意見のように、そうした兼業・副業ということのメリット、効果というのも大変大きなものがあるというふうに考えておりますので、そういったことを今申し上げた就業規則等で認められている割合がまだ4%未満というところをどういう形でそういったメリットをうまく活用できる状況をつくっていくのかということをしっかり考えていかなければいけないのだろうなと、こう思っています。
(問)共同通信、比嘉です。
 17日から靖国神社の秋季例大祭が始まるのですけれども、この期間あるいはその前後に大臣御自身の参拝の御予定があるかどうかを教えていただけますか。
(答)従前から参拝するかしないかについては申し上げておりませんので、そういう対応にさせていただきたいと思います。
(問)NHKの伏見と申します。
 働き方改革の関連なのですけれども、昨日、意見交換会という形で開きましたけれども、今後こういった形での取組といいますか、意見交換会を更に進めていくお考えがあるのかというところと、一億総活躍関連のときは、地方で対話集会みたいなことも催されたかと思うのですけれども、そういったお考えがあるのかということをお聞かせください。
(答)昨日みたいな形で総理を囲んだ意見交換会は、まだ複数回開催していきたいと考えて、総理の日程とも関係がございますけれども、調整ができれば、あと複数回はやらせていただきたいなと思っております。
 それから地方の関係ですけれども、前回は東京を含めて4か所でやらせていただきました。そこまでできるかどうかというのはありますけれども、何がしかの対応も考えていかなければならないというふうに思っていますが、まだ具体的にスケジュールを組んでいる状況ではありません。

(以上)