山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年5月16日

(平成29年5月16日(火) 8:43~8:47  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 「女子学生霞が関インターンシップ」について、報告します。
 今年度で3回目となりますが、女性の活躍を推進する取組として、女子学生に国家公務員の仕事の魅力をよりよく知ってもらうため、内閣人事局主催で「女子学生霞が関インターンシップ」を実施いたします。
 お手元にお配りしている資料のとおり、今年度は9月4日からと11日からの2回、それぞれ5日間実施いたします。
 過去2回開催して大変好評だったことから、今年度は昨年度より受入れ規模を約100人拡大し、約400人の女子学生を受け入れることといたしました。参加者には、2つの府省において、政策の企画立案プロセスなどを体験していただきます。
 また、大学1、2年生や地方大学の学生を積極的に受け入れるとともに、理系の女子学生にも参加しやすいよう、技術系職種のグループを設けております。
 本日から内閣人事局のホームページで募集を開始いたします。学生の皆様の積極的な参加を期待いたします。詳細は内閣人事局にお問い合わせください。
 以上です。

2.質疑応答

(問)大臣、この女性の活躍を推進する取組としての霞が関インターンシップなんですけれども、政府としても国家公務員の女性の採用数の増加を目標に掲げられていると思いますが、そうしたことと関連して、この目的、意義について改めて、また、この規模を拡大されているという点について、改めて意義を教えていただけますでしょうか。
(答)女性活躍推進は政府の最重要施策の一つでありまして、国としてもまず隗より始めよとの観点から率先して取り組む必要があります。その一環として、女子学生を対象としてインターンシップを実施するわけであります。
 政策の企画立案体験や、各省で活躍している女性職員との対話等を行いまして、主体的な職業選択や高い職業意識を醸成するとともに、国の仕事の魅力やワークライフバランスの状況についての理解の増進も図るものであります。
 なお、各府省においては、女子学生に限らず男女を対象としたインターンシップを実施しているところでもございます。
 いずれにしても、女性活躍で3割以上の女性を採用するということで、その目標は、達成はしているんですけれども、同時に女性の応募者も大体3割ぐらいしかいないということで、もっと採用の比率を上げるためには応募者自体を増やさなければいけないということであります。
 このインターンシップは非常に好評でして、昨年は300人ぐらいだったんですけれども、700人ぐらいからたしか応募があったと聞いておりまして、かなり断ったものでありますので、今年はそれを400人に拡大して、徐々に規模を拡大し、女性の国家公務員に関する関心も高めていきたいというふうに思っております。
(問)国家戦略特区の合同区域会議で、今日は各特区ごとの事業の報告が有ると思います。特区ごとの事業数の進捗状況の格差が問題になっていると思うんですが、改めて政府として活用が進まない特区に対する対応策等の、大臣のお考えをお伺いできたらと思います。
(答)特区の活用について、少し差があることは御指摘のとおりでありまして、この点は是非どの特区も積極的に活用してもらいたいと思っておりまして、今日は評価が行われますので、その評価を受けてからの話になりますけれども、どういう有識者から御意見が出るかも踏まえて、まずはもっと活用してもらいたいというプッシュをして、そして、その結果を見て最終的には何らかの対応を考えるということも有り得るということだと思います。

(以上)