山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月17日

(平成29年3月17日(金) 9:11~9:18  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 私からは、明後日3月19日日曜日から20日月曜日の祝日ですが、福岡県の築上町、豊前市、福智町、みやこ町を視察いたします。19日は築上町、豊前市の、20日月曜・祝日には、福智町、みやこ町の地域資源を生かした取組を視察する予定であります。
 詳細は、内閣府地方創生推進事務局の担当者にお問い合わせください。
 以上です。

2.質疑応答

(問)前回の国家戦略特区諮問会議の中で、「国家戦略特区の中で事業の進捗状況に差が生まれている」とありましたけれども、特区を活用してもらう上で、国としてどのような支援が考えられるのか。大臣、支援をされたいと前回おっしゃっておられましたが、どういった支援が考えられるのかどうか、お聞かせいただければと思います。
(答)国家戦略特区というのは、むしろ地域が自主的にどういうことをやりたいということを申し出ていただくのが原則であります。こちらからできる支援というのは、他の地域でこういうメニューをやっていますよというような情報提供がまず有り得ると思いますし、あるいは、そうした戦略特区の首長さん方に、しっかり活用してもらうように督励するということが必要だと思っています。
 その意味では、先般の会議で民間議員からも、「本当に意欲にあふれた首長さん方はまだ結構いる。そういうところについては、むしろ特区の拡大を図ったほうが良いのではないか」という意見もございました。また一方で、活用していないところについては、それなりの対応を考えるべきだということでありまして、私もそれはそのとおりだなと思っております。この前は中間報告的でしたけれども、4月になりましたら、年度ごとの評価をして、総理に報告するということになっていますので、その最終的な今年度の評価なりが出てきた段階でどうしていったら良いかを考え、追加指定については、総理が今年中には是非考えたいとはっきり明言されておられます。
 他方で、私個人としては、余り活用していない地域に対して、督励して、もっと頑張ってほしいということをお願いした上で、それでも実績が出なければ、指定解除ということも有りうるという姿勢で臨んでいきたいなと思っております。
(問)森友学園関連で2問伺います。籠池氏の証人喚問が23日に予定されておりますが、籠池氏が、総理から昭恵夫人を通して100万円もらったと語ったことに関する受け止めと、もう一点、証人喚問に期待することを教えていただければと思います。
(答)その件については、国会がお決めになることですから、コメントは差し控えたいと思います。
 いずれにしても、そういうことがしっかりと行われ、真相究明が図られるということを期待しております。
(問)証人喚問に関しては、今の回答は分かるんですけれども、総理から昭恵夫人を通して100万円もらったということに関する受け止めといいますか感想に関しては頂けないでしょうか。
(答)そういうのは、事実関係が全く分かりませんから、何ともコメントしようがありません。
(問)防衛省の南スーダンへのPKOに関して、廃棄されていたという日報が、また新たに陸自内で見つかったということが分かりました。それで、野党側からとかは「防衛省や自衛隊の隠ぺい体質だ」と指摘する声もありますけれども、公文書も管理する大臣として、今回の件はどのように受け止められているでしょうか。
(答)この報道については、私どもとして事実関係をしっかり把握しておりません。今後、防衛省の防衛監察本部において、特別防衛監察を実施して事実関係を調査するというふうに聞いておりますので、その対応をしっかりと見守って、その結果に応じて判断したいと思います。
(問)それに関係してなんですけれども、今回の日報の件や、それから、稲田防衛大臣の先日の参院の予算委員会の方で、「森友学園が起こした民事訴訟の原告代理人として出廷したのか」と問われ、一度は「ない」と断言したものの、後日改めて、その出廷記録があったということで答弁を撤回して謝罪されたということがありまして、野党側から、「大臣の資質が問われるのではないか」と辞任要求もあったり、それから自民党内でも、「発言が軽率ではないか」という声も上がっていますが、今回の一連の件について、大臣はどのように受け止められるでしょうか。
(答)稲田大臣のことについては、その資質云々について私がコメントする立場にはないと思います。ただ、やはり、はっきりしないところは断言しない方が良かったのではないかなと、そこは一呼吸置いて、ちょっと不確かなところは、今覚えていないけれども、確認してからというような姿勢の方が望ましいなと私は思います。

(以上)