山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年1月24日

(平成29年1月24日(火) 9:33~9:38  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 21日土曜日、地方創生政策アイデアコンテスト2016に担当大臣として出席してまいりました。全都道府県から寄せられた699組の応募の中から選ばれた、10組のファイナリストによるプレゼンテーションを拝見しました。
 高校生以下の部では大臣賞を長野県松本県ヶ丘高等学校、優秀賞は愛媛大学附属高等学校が受賞されました。大学生以上一般の部では、大臣賞を福岡県糸島市役所の職員、優秀賞を小樽商科大学のゼミが受賞されました。詳細は配付資料を御覧ください。
 どのファイナリストのアイデアもRESASやその他のデータを駆使した見事な分析と、それに基づいたユニークな提案がなされており、すばらしいものばかりでした。私は常々、地方創生では自分たちの問題は自分たちで解決する、「自助の精神」が重要と考えています。コンテストの提案は正に「確かな根拠に基づき」、「自助の精神」で、自ら考え、行動しようとしたものであり、是非実行につなげてほしいと思っております。以上であります。

2.質疑応答

(問)冒頭の発言とはちょっと話が違うんですけれども、文科省のあっせん問題に関連して、大臣は人事局に対して、他の省庁に対しても実態調査を進めるように指示されていますけれども、その現在の進捗状況について教えてください。
(答)今、統一的にやってもらわなきゃいけませんから、どういう形でやれば本当の実のあがる調査ができるかについて、そのやり方について詰めています。
 今週一杯ぐらいには何とか私のところに報告してもらって、最終的なやり方を決めたいというふうに思っていますが、いずれにしても徹底的に全府省について調査をしなければなりませんので、今準備中であります。
(問)具体的には、大体いつ頃をめどに、実際のその調査に取りかかれるというふうに大臣は見られていますでしょうか。
(答)できれば今週中ぐらいにやり方を決めて、来週から全府省にこういうやり方でやってくれと、また、しっかりと効果が上がるようにしてもらうという意味でやりたいなと。
 一番大事なことは、徹底した調査がしっかりできるということですから、なるべく早くとは思いますけれども、今はスケジュール感としていつまでというようなことは、ちょっとまだ言えませんけれども、できるだけ実のあがる調査をしっかりやりたいと思っています。
(問)関連ですけれども、基本的にその全省庁が調査したものを、人事局が集約して、それをどこかのタイミングで発表するという。
(答)そういうことですね。
(問)その発表はいつ頃までにという……
(答)これがちょっとまだ分かりませんけれども、まだちょっとスケジュール感がまだできていません。これから詰めていきます。
(問)関連ですけれども、確認ですが、来週から調査に入るということでよろしいんですか。
(答)まだそこまで決まっていない。今週中には僕のところにこういうやり方でという相談を上げてこれるぐらいだということでしたので、それを聞いて私のところでもっとこういうやり方できないかということになって、若干ずれるかもしれませんが、できれば来週中ぐらいには始められるぐらい、遅くてもですね。来週一杯には始められるぐらいにはしたいと、こう思っています。
(問)関連ですが、一方で大臣が所管しているところに対しても当然調査というものが入るかと思うんですけれども、その全府省庁、調査への取組ということについて、大臣としてはどのように指示をされていく予定でしょうか。大臣、指示出す方でもありますけれども、御自身の方でまた所管しているいろんな部局があると思うんですけれども、そこへの天下りの調査に関してについては……
(答)もちろん、だからそれは全部対象になるわけでして、これまで監視委員会がしっかり機能して、それなりにこれまでもあったわけですけれども、今回は全府省、一体的に調査をやると言ってますから、これはどこも漏れがないようにしっかりやらなければということです。
(問)違法な天下り防止に向けての考え方というところで、大臣のお考え方は。
(答)国家公務員法を改正して、一切省庁が関与してはならないということは法律でしっかりしたわけですから、これが守られないようでは、国家公務員制度に対する国民の信頼を失うので、厳正にしっかりとそういう法律が守られるようにやっていかなきゃいかんと、断固としてそういうことがないように、国民の疑念を払拭するようにしなければいけないと思っています。

(以上)