山本内閣府特命担当大臣繰上げ閣議後記者会見要旨 平成28年12月22日

(平成28年12月22日(木) 12:15~12:18  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 本日は、報告が3件あります。
 まず、平成29年度の機構・定員の審査結果等について、本日の閣議で報告いたしました。今回の審査に当たっては、急増する内閣の重要課題に確実に対応できる体制の整備を図るとともに、府省の枠を越えた機構・定員の再配置を積極的に推進しました。機構については、在外3公館の設置、厚生労働省に事務次官級の医務技監の設置、同省及び環境省の局の再編、陸上自衛隊陸上総隊の新編等を認めることといたしました。また、定員については、訪日外国人4,000万人に向けたCIQ、税関・出入国管理・検疫ですが、の体制や、海上保安体制の強化のために優先的に増員を行うとともに、その他の分野についても、内閣の重要課題に重点的に措置しました。
 さらに海上保安については、先の関係閣僚会議において決定された体制強化の方針を踏まえ、平成28年度の追加措置として尖閣への応援派遣船の体制強化等のための緊急増員を行うこととしました。
 詳細については内閣人事局にお問い合わせください。
 2件目ですが、本日の閣議において「まち・ひと・しごと創生総合戦略(2016改訂版)」を決定いたしました。今回の改訂では、地方創生の更なる深化に向けてアベノミクスを全国津々浦々に浸透させるため、地方の平均所得の向上を目指すとの考え方のもと、地方におけるしごと創出や空き店舗等の遊休資産の活用等、ローカル・アベノミクスの一層の推進、地方大学の振興、地方創生インターンシップの推進等、東京一極集中の是正等について取り組むこととしております。国として引き続き、自助の精神を持って意欲的に取り組む自治体を情報・人材・財政の三つの側面から支援してまいります。
 3件目であります。同じく本日の閣議において、平成29年度予算の政府案を決定いたしました。このうち、まち・ひと・しごと創生に関連する予算として、地方創生推進交付金1,000億円、事業規模2,000億円に加え、政府全体として6,536億円が盛り込まれております。この予算が国会で成立し次第、地方創生の更なる深化に向けた地方の具体的な事業を支援してまいりたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)地方創生推進交付金についての予算について伺いたいんですけれども、来年度は所得向上など、高い効果が見込める事業には上限額を超えて交付するということで、メリハリのある支援ができると思うんですけれども、改めてその狙いと大臣が期待される効果というのを教えていただけますでしょうか。
(答)必要最小限の予算を確保できたと思って評価しておりますが、そしてこの予算を、おっしゃったように、来年度、是非効果的に使ってもらうために、地方自治体の方からも要請がありましたけれども、交付額とか、あるいはハードの割合とか、そういうことについてしっかりと所得が上がるような取組をやってもらうというようなことが明確なものについては弾力的に取り扱うということで臨んでいきたいと思っております。そうしたことによって、地方創生の事業展開が一層進んでいってもらうように期待しているところであります。

(以上)