山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年11月1日

(平成28年11月1日(火) 9:12~9:15  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 本日、4件報告事項があります。
 1件目が、お手元の「国家公務員の働き方改革を推進するためのテレワーク、リモートアクセス環境整備の実態調査」についてであります。
 職員が連絡待機等のために在庁し続けるような働き方を変えていくには、テレワークの推進とともに、職場以外から個人のスマートフォン等を使って職場の情報にアクセスするリモートアクセスを柔軟に行える環境整備をする必要があります。
 今回の調査結果では、個人のスマートフォン等が使用できる府省と使用できない府省があるなど、府省間で取組のレベルに幅があることが分かりました。このため、本日の閣僚懇において、私から遅れている府省は先進的な府省の水準に早く追いつけるよう取組の更なる推進をお願いしたところであります。詳細は内閣人事局にお問い合わせください。
 2件目です。本日17時05分より官邸にて、第10回まち・ひと・しごと創生会議を開催いたします。本年末を目途に予定している、まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定に向け、国や地方公共団体で取り組まれている施策等について、有識者の方々から御意見を頂戴することとしております。総理も御出席いただく予定であり、有識者からの御意見を政府全体として受け取る場にしたいと考えております。
 なお、会議終了後、まち・ひと・しごと創生本部事務局より記者ブリーフィングを行う予定であります。詳細はまち・ひと・しごと創生本部事務局にお問い合わせください。
 3件目です。RESASについて、操作や活用方法を学べるeラーニングを開講いたします。インターネットにつながったパソコンやスマートフォン等があれば、いつでも、どこでも、誰でも無料で利用できます。基礎編と応用編を段階的に提供いたします。
 また、RESASのデータ利用の高度化を促す取組として、RESASに新たにAPI機能を追加いたします。API機能というのは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイスという機能であります。RESASに搭載されている公的データを加工しやすい形式で提供する、このRESAS-APIにより、例えばRESASのデータ更新を利用者のシステムに自動的に反映させること、それから複数のデータを組み合わせた高度な分析ができるアプリを開発することなどが可能になります。RESAS-APIを使ったアプリを募集するコンテストの実施も検討しているところであります。
 RESASに関する2件の詳細については、後程、内閣府の会見室で事務方からブリーフィングいたしますので、そこで詳しくお聞きください。
 最後、4件目になります。規制改革に関する御提案は、規制改革ホットラインにより随時受け付けておりますが、本日11月1日から30日までの1か月間を集中受付期間と位置付け、日常生活、仕事や事業活動において不便を感じている、あるいは改善を図るべきと考える規制・制度について、具体的な御提案を幅広く受け付けることとしております。是非、この機会に多くの御提案をお寄せいただきたいと思います。詳細は規制改革推進室にお問い合わせください。
 以上です。

2.質疑応答

(問)冒頭、お話がありました夕方のまち・ひと・しごと創生会議の件なんですけれども、大臣は今年のこの総合戦略の改定について、どのような点を重視したいとお考えか、お聞かせいただけますでしょうか。
(答)有識者の意見を聞いて、そういうところからゆっくり考えたいと思っておりますけれども、私としては常々言っている地域の平均所得を上げるというところに焦点を当てるような方向に持っていけないかと。そこをポイントとして考えていきたいなと思っています。

(以上)