山本内閣府特命担当大臣繰上げ閣議後記者会見要旨 平成28年8月8日

(平成28年8月8日(月) 11:14~11:18  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 何か御質問がございましたらどうぞ。

2.質疑応答

(問)地方創生についてお伺いします。2015年に首都圏へ本社機能を移した企業の数が過去最多になったということが、帝国データバンクの調査で判明したという一部報道がありましたが、政府は地方創生の一環として本社の地方移転を推進していますが、この調査結果に関する受止めをお願いいたします。
(答)そのような記事については承知しておりますけれども、その意味では、まだまだ地方創生道半ばだという感じがしております。したがいまして私どもは、東京一極集中を是正する観点からいろいろな施策をしっかりとっていきたいと思いますし、今後も努力したいと思いますが、本社機能の移転税制あるいは政府関係機関の移転、そういうことを通じて、何とかその流れを逆転するようにしていきたいなと思っております。そのためには、意欲と熱意のある地方公共団体の取組を、財政面、人材面、情報面においてしっかりと支援していくという形でやっていきたいというふうに思います。
 私はこれから地方創生をどういうふうにしたらいいのかと、今いろいろ考えてはいるんですけれども、私の地方創生とは何かと聞かれたら、地方創生とは地方の平均所得を上げることだというように定義をして、そういう方向をどうしたらできるかということを考え、すぐに実践に移していきたいというふうに思っております。
(問)同じく地方創生に関してなんですが、地方創生、政権の大きな目玉の一つだとは思うんですが、その後に打ち出された一億総活躍というスローガンと重複する分野があることで、若干影が薄くなっているような感も否めないかと思うんですが、この地方創生と一億総活躍のすみ分けという点から、この地方創生の意義について大臣のお考えをお聞かせください。
(答)地方創生を本当に実現することそのものが、一億総活躍につながると思っております。したがいまして一億総活躍ということをうたって、そうした方向で政策展開することは大いに結構ですが、それが本当に実現するためには、地方創生が成功しなければそれはあり得ないというふうに思っておりますので、私どもは、この従来からやってきたことと、それからまた私どもとで新たな取組というものを、これから考えていきたいと思っております。

(以上)