河野内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年4月8日

(平成28年4月8日(金) 8:38~8:42  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。
 今日の閣議で無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の施行状況についての国会報告を閣議決定いたしました。報告には、平成27年中に同法に基づく観察処分の実施状況のほか、オウム真理教に対しまして、依然として麻原彰晃、本名松本智津夫が、絶対的とも言える影響力を有していると認められる状況にあるという記載をしております。警察は公安調査庁をはじめとする関係機関と緊密に連携して、その実態解明に努めるとともに、組織的な違法行為の厳正な取締りと、必要な警戒警備を推進しているところでございます。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社のフジテレビから質問させていただきます。
 スポーツ選手と賭博の問題がかなり話題になっています。新たに、バドミントンの男子のオリンピック代表選手候補とも言われている選手を含む2名が、闇カジノに出入りしていたという話が持ち上がってきました。こうした問題について、大臣の御所感をお願いします。
(答)恐らく昨年でしたか、警視庁が捜査をしていた事件に関連して、二人の名前が出ていると思いますが、現在、捜査が進んでいることもありますので、私から特にコメントすることはございません。差し控えたいと思います。
(問)東京新聞の新開です。大臣、来週4月17日に仁徳天皇陵を視察される予定があると思います。これ多分、陵墓管理体制の見直しに関連する視察ではないかと思うのですけれども、視察のその目的を教えてください。
(答)先般の国有財産を国民にもう少し開放しようというところで、宮内庁関連の施設の議論が大分ございました。その中でそれと並行して、陵墓の管理についての問題提起が関係の方々から提起されまして、例えば仁徳天皇陵、最近非常に緑がうっそうとして、私なんかはいいのかなと思っていたのですが、元々そういう状況になかったと。樹木、特に根が張ったりすることによって、陵墓が破壊されつつある。お堀についても同様だということで、管理体制がよくないということがございまして、宮内庁もそれを重視して、地域の教育委員会の専門員ですとか、あるいは大勢の歴史学者の中から、一緒に調査をしようと。今まではどちらかと言うと宮内庁が中心で管理・調査をやってきたのを、体制を改めて、宮内庁だけではできないので専門家に入っていただいて、まずしっかり保全のための調査をやるということになりましたので、その関連で名前の出ておりました仁徳天皇陵にも伺おうと思っております。
 何世紀にもわたり、国民の財産として、あるいはこの国の歴史の証人として受け継がれてきた陵墓が、ここで万が一ということになってはいけませんので、管理体制をどうするかということも含め、しっかり見てまいりたいと思っております。

(以上)