河野内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年2月23日

(平成28年2月23日(火) 9:05~9:13  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私からは3点ございます。
 まず、今日の閣議におきまして、東日本大震災五周年の追悼式に際しまして、哀悼の意を表するため、国の行政機関における対応について定めるとともに、広く国民の皆様に御協力をお願いすることを内容とする「東日本大震災五周年追悼式の当日における弔意表明について」が閣議了解されました。
 具体的には、各府省において、弔旗を掲揚するとともに、各公署、学校、会社、その他民間団体や一般家庭においても弔旗の措置をとるよう、協力を要望したいと思います。
 また、国民の皆様には、追悼式の一定時刻、午後2時46分に黙とうをしていただくことに御協力をお願いするものでございます。併せて、お配りをしているとおり、総理から「国民の皆様へ」と題する談話が出されております。追悼式当日の式次第の概要もお配りをしているとおりでございまして、当日午後4時半から一般の皆様の献花をお受けしたいと思っております。詳細につきましては、内閣府の追悼式準備室にお問合せをいただきたいと思います。
 次は、「すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト」というのが行われておりまして、これは副大臣等会議で決定されたものでございます。『親とこどもたち一人ひとりのための「こどもの成長支援プロジェクト」』というのが通称で、「すくすくサポート・プロジェクト(略称:すくサポ)」というのが愛称でございます。それのロゴマークが決まったというお知らせでございまして、ロゴマークは片仮名のコ、ド、モと書いていただいて丸で囲っていただく。ちょっと私の芸術的センスのなさが出ていますが、というのがロゴマークでございます。ですから、どなたでも、コ、ド、モと書いていただいて、ドの点々が目になって、丸で囲ってくださいというのがロゴマークでございます。
 3つ目が、電力の小売全面自由化に伴う消費者庁からの注意喚起でございます。お手元にもいっているかと思いますが、消費者の御家庭の電気を選択することができるというのが、この4月1日からの全面自由化の内容でございますが、消費者庁といたしましては、この全面小売自由化に際しまして、消費者トラブルを防止し、消費者の皆様がそれぞれのニーズに合った電気事業者、料金メニューを選択していただきたいと思っておりまして、積極的な注意喚起を行っていきたいと思っております。今日は消費者の皆様に、慌てないでまずしっかりチェックをする。4月1日から自由化になりますが、慌てて契約をする必要は全くない。何もアクションをとらなければ、今のその状況が続く、従来の料金メニューがそのまま続くわけですから、慌てて何かをする必要は全くありません。何かやらないと停電になるということもございません。このパネル(※)にあるような、ポイントをしっかりチェックをしていただいて、納得をした上で、必要なら契約を新たにしていただきたいと思っております。
 まず、契約をする小売電気事業者をしっかり確認をしてください。御家庭でこれまで使ってこられた電力の使用量に照らして比較していますか。必ず安くなるというのは、本当にそれぞれの御家庭の電力消費量と比較してどうですか。それから、契約期間の間で、途中解約や割引の条件はどうなっているかということを、しっかり御確認をいただいて、新たな契約をしてください。慌てて契約をする必要はありません、ということでございます。訪問販売、あるいは電話勧誘販売の場合には、8日間のクーリングオフが適用されることになります。何か分からないこと、あるいはトラブルがあった場合には、「188(いやや)」にお電話をいただいて相談をしていただくこともできます。消費者庁からの注意喚起でございます。
 私のほうからは以上でございます。

2.質疑応答

(問)テレビ朝日の朝日と申します。
 今の、電力小売自由化に関してなのですけれども、電源に関して、まだいわゆる事業者には推奨という形でその電源表示を、段階的には義務化はされていません。いわゆる自然エネルギーの電気を買いたいという消費者も一定程度いる中で、消費者庁として、その辺の表示の義務化を経産省だったりとかに呼びかけていく方針はございますでしょうか。
(答)消費者庁からは経産省に対して、強く電源開示をするように申入れをしてございまして、経産省からは推奨と言っているけれども、事実上、全ての事業者が電源開示をするように努力を求めるという話をいただいておりますので、そうなるかどうか、消費者庁は極めて強い関心を持ってモニタリングしてまいりたいと思っております。
 また、開示の方法についても、当初、非常に分かりにくいような方式を言っておりましたが、それを改めて、消費者庁が分かりやすい方式に改めるように申入れをして、変更をしていただきましたので、そのようになっているかどうか、これも同じようにしっかりとモニタリングをしてまいりたいと思っております。
 ありがとうございます。

・2月23日会見資料(PDF形式:163KB)PDFを別ウィンドウで開きます

(以上)