河野内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年2月9日

(平成28年2月9日(火) 8:59~9:03  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私のほうから2点でございます。
 一つは、東海地方の消費生活センターにマイナンバーに便乗した劇場型の詐欺事件により、1,000万円を超える詐欺の被害に遭ったという事案が報告をされております。マイナンバーに関連して、何かお金の支払が発生をするというのは、極めて詐欺の疑いの濃いことでございますので、マイナンバーに関連してお金が掛かるというような電話その他があった場合には、お近くの消費生活センターなり、警察なりに、まず御相談をいただきたいと思っております。あるいは、電話番号188でも構いませんので、マイナンバーに関連をしてお金と言われたら、まず詐欺を疑っていただきたいと思います。
 それから、最近こうした高齢者に対する特殊詐欺で、被害に遭われた方を、御家族から、何でそんなものにひっかかったのだと言って責められる、だから外に言いにくい、あるいは警察に被害届けを出しにくいというような案件があると聞いております。詐欺に遭った方が悪いのではなくて、それは詐欺をやったやつが明らかに悪いわけで、もし御家族が被害に遭われたら、責めるのではなく、是非寄り添ってあげて、警察に被害届をしっかり出して、捜査ができるようにしてあげていただきたいと思います。これは私からのお願いでございます。
 もう1件、今朝、閣議後に、国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議が開催をされました。これまで国家公安委員長はこの関係閣僚会議のメンバーでございましたが、この会議でAMR、薬剤耐性菌に関する様々な対応をやることになっております。この下に、薬剤耐性に関する検討調整会議というのもございますので、AMR、薬剤耐性菌に関しては、その消費者及び食品安全の担当大臣がこの関係閣僚会議に入るべきだということを申し上げまして、この会議の前の閣議で御了解をいただき、この関係閣僚会議でも御了解をいただきまして、消費者及び食品安全、どちらかというと食品安全のほうでございますが、内閣府の特命担当大臣が追加されました。
 薬剤耐性菌の問題は、G7でも取り上げられることになっておりますし、保健大臣会合では、日本では厚労大臣が出席をされますが、この薬剤耐性菌の問題は国際的にも今、非常に大きな問題になりつつありますので、食品安全の担当大臣としてもしっかり、この問題はフォローしてまいりたいと思っております。
 検討調整会議には、内閣府食品安全委員会からメンバーが参加をすることになります。
 私からは、以上2点でございます。

2.質疑応答

(答)なければ終わります。

(以上)