河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年12月25日

(平成27年12月25日(金) 10:36~10:45  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。今日は特に私からはございません。

2.質疑応答

(問)東京新聞の新開です。
 昨日の臨時閣議後のぶら下がりでも質問があったかと思うんですけれども、来年度予算案が閣議決定されて、秋のレビューの反映状況について、大臣の受け止めを聞かせてください。
(答)昨日も申し上げましたが、1月にレビューの対象になったもの、横展開したもの、件数取りまとめをしていきたいと思っておりますんで、そのときにコメントを申し上げるほうが正確かなというふうに思っております。
 幾つか報道で事業が云々という話はありましたが、総理からもきちっと反映をさせろという御指示が閣議でもありましたんで、それなりに反映されているものというふうに私は理解をしております。正確には、1月に件数まとめてきちんと報告をさせていただきたいと思います。
(問)例えば開栄丸の使用停止であったり、あるいは五輪関連と言いながら、ちょっと関連性に疑問がある事業が幾つか廃止になっていたり、分かりやすい結果があった一方で、例えばスーパーコンピューターの京の関連予算ですと、概算要求よりは減っているものの、前年度より増額しているものもあったりして、うまくいった部分と、切り込み不足みたいな部分というのは多少あったというふうに受け止めていらっしゃいますか。どうでしょうか。
(答)スパコンについては、きちんとその成果を国民に分かりやすく説明をしてくださいというのが、レビューの取りまとめだったというふうに思います。特に、予算をどうこうしろということではなくて、スパコンが、京がどれだけ科学技術の進歩その他に役に立っているのか。あるいはポスト京と言われるものがどれだけ役に立つのかというところを、丁寧に説明をしてくださいということだったもんですから、文科省とはきちんとその説明をしてくださいということでやり取りをしておりますんで、それは、今回の予算とは別だというふうに認識をしております。
(問)NHK藤島です。
 今年を振り返ると、火山対策は改正活火山法が成立したりしまして、ある程度枠組みが御嶽山以降固まってきたと思うんですが、また来年以降、今度実際にそれを実行に移していくというタームになるかなと思いますけれども、その点について大臣の所見をお伺いします。
(答)今朝の10時だったか、口永良部の2.5キロ圏内の10世帯を除いて、帰島ということにもなりました。年内に解除できてよかったんではないかと思いますが、火山、いろんなことを今年スタートさせました。それはやはり御嶽山の噴火を受けて、火山対策をもう少しスピードアップもしなければいけないし、拡大もしなければいけないということなんだと思います。
 いろんな自治体にお願いをしているところもありますが、その自治体に丸投げということではなくて、やはり国がきちんと技術的なところはサポートをしながら、計画を作っていかなければならないというふうに思っております。予算の中でも、自治体に補助金を出そうと言っていたものを組み替えて、国直轄の調査費ということにして、自治体を技術的に国が支援をしながら、対策を進めていくというふうにさせていただきました。
 来年はそれをしっかりと実効性あるものにしていかないといけないと思いますんで、自治体と協調しながら、そこは進めてまいりたいというふうに思っております。
(問)共同通信の竹生です。
 大臣は、行革のレビューが終わるまでは、レビューのことで頭がいっぱいというふうにおっしゃっていましたが、それが一段落つきまして、来年はこれをやるぞというのは何かありますでしょうか。
(答)いろいろありますが、やはり橋本行革から15年たちまして、内閣府のスリム化法案を国会で通していただいて、少しずつスリム化が進んではおりますが、内閣府の在り方、あるいは少し大きくなった、橋本行革で大きくなった官庁がこのままでどうなのか。あるいはときの課題に対応して、機動的に政府の組織が動けるようになっているのか。そういう視点からしっかり見直しをしていかなければいけないかなというふうには思っております。そういう意味で、そこはしっかりやっていきたいと思っております。
 また、国家公安委員会委員長として、来年はG7関連の首脳会議をはじめ、閣僚級の会議が全部で10件ございますし、テロ対策という意味でも非常に重要な年になってくると思いますので、そこはしっかりと指揮してまいりたいというふうに思っております。
(問)内閣府のスリム化について、以前ヒアリングを進めてきたとおっしゃっていましたが、それは進んでいるんでしょうか。
(答)いろんな作業はさせていただいております。大きな話なんで、なかなか今日明日にというわけにはいきませんが、きちんと作業は進めてまいりたいと思っております。
 また、昨日から防災4.0もスタートさせましたんで、いろんな分野の方に入っていただいて、最初から議論は想定外というようなことになりましたんで、これも最初は春先にまとめてと思っていましたが、少し時間がかかるかなという気がしております。それはああいうメンバーに入っていただきましたんで、最初から想定外になるのも想定の内だったのかなという気もしますんで、そこはしっかり国民の皆様に打ち出しをできるようにしてまいりたいと思っております。
 それから、石破大臣の進めていらっしゃる中央官庁の移転についても、私の所管するところについては、しっかり課題の抽出というのをやってまいりたいと思っております。
(問)続けて申しわけないんですが、以前、総裁選にチャンスがあれば挑戦したいとおっしゃっていましたが、来年はそれに向けての取組も進めていくんでしょうか。
(答)来年は総裁選ないでしょう。
(問)ですけれども、その仲間づくりという意味で。
(答)とりあえず頭の上のハエをしっかり追って、まず閣僚としての役割を果たすというのが大事だと思いますんで、来年はそこに専念していきたいと思います。
 どうぞよいお年をお迎えください。ありがとうございました。

(以上)