河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年10月30日

(平成27年10月30日(金) 11:09~11:17  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 幾つか最初に事務連絡でございますが、秋のレビューの御説明をさせていただきたいと思います。恐らく4時ごろになるのではないかと思いますが、資料が非常に大部なものですから、すみません、各社1冊お配りさせていただいて、あと必要なのはどうぞコピーをとっていただきたいと思います。これは私が御説明にあがらせていただきたいと思います。
 規制改革のホットラインというのがございますが、これは11月1日から30日までの1カ月、インバウンド、観光関連に特化をした御提案を集中的にお受けさせていただきたいと思っております。10月1カ月集中受付というのをやりました。もう少し来るかなと思ったんですが、11月はインバウンド並びに観光の関連についての御提案をお寄せいただければと思っております。これは規制改革のホットラインでございます。
 それから、もう何回かお話をしました米軍の原子力艦の原子力災害対策マニュアルの検証のための作業委員会を11月6日13時から開催いたします。私も出席をする予定でございます。原子力災害対策指針の見直しの状況などを踏まえて、原子力災害対策マニュアルの内容を検証していただいて改定をするということでございます。第1回の委員会では、緊急事態の判断基準について御議論をいただいて、引き下げをしっかりやってまいりたいというふうに思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)読売新聞後藤です。お疲れさまです。
 ゆう活に関する職員へのアンケート結果がこの後、次官級会議で報告されると思うんですけれども、今年は通常国会が大幅に延長されたということもあって、ゆう活の効果を実感している人と実感していない方、二分化するのではないかと思うんですが、大臣の御所見をお伺いしたいんですが。
(答)先般報告がありまして、感じている人が云々という話があったので、いや、感じているかどうかじゃなくて、きちんとした数字的なデータを集めてデータで報告をしてくださいということをお願いいたしました。23省庁のうち13省庁かなにかで効果があったみたいな、すみません、ちょっと具体的なあれはあれですが、ありましたということと、それから水曜日の定時退庁は8割ぐらいができたのかな。それで、6割ぐらい早く来た人は水曜日早く帰れていますみたいな、そんな感じだったと思います。省庁別で見ると、例えば防衛省なんかは去年と比べてどうだといったら、去年と比べて働いている時間は増えましたと、それは安保法制をやっていましたので、外務、防衛なんていうところはそうだったと思いますが、13だったかの役所は去年と比べて確かに勤務時間が短くなっていますみたいな話だったと思います。これは後ほど正確なところが公表されると思いますので、そっちをあれしていただきたいと思いますが、第一歩としてはこんなものかなというふうに正直思っておりますが、霞が関もワークライフバランスはしっかりやらなきゃいかんと思いますので、フレックスタイムとかいろんなやれることはしっかりやっていきたいというふうに思っております。後ほどこれは公表されると思いますので、御参照していただきたいと思います。
(問)NHKの藤井です。
 埼玉県熊谷市で連続して発生した殺人事件に関しまして、きのう埼玉県警が報告書を出しました。今回の件については、住民からもっと注意喚起をしてほしかったという声が多く寄せられていたんですけれども、今回の報告書について大臣の所感をお願いします。
(答)6名でしたかお亡くなりになるという事件で、大変痛ましい事件だったと思います。振り返ってみれば確かに、ああすればよかった、こうすればよかったというのはあります。埼玉県警もそうしたところをしっかり取りまとめて、次からどうするという今回の教訓を踏まえたものになっていると思います。警察庁のほうもそれを踏まえて、全国に少し今後このようなことをやるべきだというようなことを出すんだろうと思いますが、あの時点でどうだったかというと、今、振り返ってみれば、それは別なやり方があったよねということだったと思うんですが、あの時点でどうだったかというのは少し難しかったのかなという気もいたします。大事なのは、これを教訓にして次から適切な対応が取れるように、やっぱり全国の警察官の皆さんにしっかりやっていただきたいというふうに思っております。
(問)神奈川新聞社の遠藤です。
 先ほど冒頭におっしゃった原子力艦の災害対策マニュアルの件ですけれども、大臣から速やかな改正を提案されるのは、確認ですけど、判断基準と通報基準の2点で、そのほか単純改正も含めて、その点が改正の大きなポイントになるということでよろしいでしょうか。
(答)原子力発電所と原子力艦で数値が違っていたというところは、直ちに直していただきたいというふうに思っております。その他、避難範囲その他については、これはしっかり御議論をいただいてやっていくものだと思いますので、そこについてはしっかりとした御議論をお願いしたいと思っております。
(問)NHKのフジシマです。
 今の質問に関連してなんですが、これはいつごろまでにというような先の見通しみたいなものというのは大臣、お考えですか、
(答)全体のマニュアルについては、そこはしっかりとした議論が大事だと思っていますので、そっちについては余りお尻を決めておりません。変えられるものは即時やりたいというふうに思っています。

(以上)