加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年7月29日

(平成28年7月29日(金) 10:25~10:32  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 閣議での発言は特にございません。
 冒頭、3件御報告をさせていただきたいと思います。
 まずは、国土強靱化貢献団体認証制度の関係でありますけれども、今年4月より認証申請の公募を始めました。このほど認証実施機関、これは一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会でありますが、による審査が終了し、第1回の認証取得団体が決まりました。
 取得団体の一覧については、既に別紙で配られているとおりでございます。中を見ますと、我が国を代表する大企業から中小企業まで、また、企業以外にも大学や病院など幅広い団体が含まれておりますし、地域別にも北海道から鹿児島まで16都道府県の団体、また、業種区分においても建設業、製造業、卸売・小売業など、様々な業種の団体が取得されております。
 これらの認証取得団体は、BCPを策定し、訓練等を通じて継続的にそうした改善に努めておられます。事業継続にしっかりと取り組んでおられる団体であります。
 熊本の震災の状況を見ても、民間の事業継続の取組は極めて重要であります。今後とも中小企業を含め、幅広い層からの積極的な認証取得を更に促していきたいというふうに考えております。
 2点目は、少子化関係でありますけれども、7月31日日曜日に徳島県が主催し、とくぎんトモニプラザ、これは徳島県青少年センターの中にありますが、で開催される「マリッサとくしまオープニングイベント」に出席し、挨拶をさせていただくことにしております。
 「マリッサとくしま」は、結婚を希望する独身男女に出逢いの場を提供し、サポートを行うため、徳島県より委託される公的センターであります。7月31日はそのオープンの日であり、オープニングイベントでは、ボランティアで独身の方の結婚応援を行っていただく「阿波の縁むすびサポーター」の認定証交付式や、独身者の皆さんや未婚の子を持つ御家族の方、結婚を応援したい企業・団体・個人の方に対する記念講演や健康応援セミナーなど、結婚を希望する方の第一歩を支援する内容が様々に盛り込まれていると聞いております。また、「マリッサとくしま」を視察し、関係者の皆さんからもお話を聴かせていただきたいと思っております。
 このように地域の関係者の方々が連携した様々な出会いの機会の提供や、結婚を希望される方への適切な情報提供など、結婚に向けた様々な支援を行うためには、国と地方公共団体の連携が不可欠だと認識しております。引き続き、国と地方公共団体での結婚支援に取り組み、皆さんとの信頼関係を構築し、少子化対策を更に推進していきたいと考えております。
 最後に3点目でありますが、拉致の関係であります。拉致問題対策本部では、国民の皆様の拉致問題に対する理解を深めていただくため、拉致問題啓発舞台芸術として、これまで舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」の公演を行ってまいりましたが、今年度については、同舞台劇に加え新たに映像作品「~メッセージ~家族たちの思い」も上演することとしております。この初回公演は、8月29日に福井県敦賀市で開催する予定で、本日から来場者の一般公募を開始しているとのことであります。入場は無料であります。是非多くの方々に御来場いただきたいと思っております。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 改めてになりますけれども、相模原市の事件の背景みたいなものが、容疑者の供述とかによって明らかになってきたかと思うのですけれども、昨日関係閣僚会議も開きまして、大臣として改めて障害者施策にどう取り組むかというところを、お聞かせいただければと思います。
(答)まず被害に遭われた障害者の方々、また御家族に対してお悔やみを申し上げますとともに、けがをされている方々の一日も早い御回復をお祈りしたいと思います。
 今、お話がありましたように、昨日、官邸において総理出席の下、関係閣僚会議が開催され、総理から厚生労働大臣を中心に関係閣僚が協力して、施設の安全確保の強化、措置入院後のフォローアップなど、様々な観点から必要な対策を早急に検討し、できるところから速やかに実行していくようにという指示がありました。
 これまでも内閣府では、全ての国民が障害の有無にかかわらず、お互いに人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指して、障害者の差別解消などについての広報啓発活動に取り組んでいるところであります。引き続きこうした活動に対して力を入れていきたいというふうに思っております。
 また、一億総活躍社会においては、障害者の方々もその希望や能力等が発揮できるよう環境整備し、その力を発揮していただくということを申し上げているとおりでありますので、そうした環境の整備に更に努力もしていきたいと思っております。

(以上)