加藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年2月5日

(平成28年2月5日(金) 8:42~8:46  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。特に閣議での発言はございません。
 また、この場において御報告することもございません。

2.質疑応答

(問)先日、元野球選手の清原さんが薬物乱用で逮捕されました。共生社会政策、大臣、所管されていると思いますが、その中に薬物乱用の問題も含まれていると思いますけれども、所管する大臣として、この問題どのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
(答)総理も御発言されていましたけれども、清原選手、私も野球選手として活躍されている時期をよく覚えておりまして、野球を志す子供さん方にとっても憧れの一人だったというふうに思っています。正にそういう方が今回の薬物をされたということで、逮捕されたということでありまして、大変残念なことだと思います。
 これを、また一つの契機としながら、薬物乱用に対して、その問題点等を含めてしっかりと広報啓発に努めていきたいと思います。
(問)拉致問題についてもお伺いしたいのですけれども、北朝鮮が核実験を行ってから、明日で1か月となります。また来週8日からはミサイルを発射する旨通告がされていますけれども、一方で国連の安保理決議の方はまだめどが立っていない状況かと思いますけれども、拉致を担当する大臣として、この状況をどのように御覧になっているでしょうか。
(答)いずれにしても先般、核実験が行われたわけでありますから、これは我が国の安全保障にとっても大変脅威であり、断固とした対応が必要だと思っておりまして、それに対して今、国連の場において、また並行して日本の独自制裁について検討が行われているものと承知をしております。
 ただ、それとは別に、拉致問題に関しては、これまでも拉致被害者の一日も早い帰国を目指して取り組んできておりまして、残念ながら一昨年のストックホルム合意以降、具体的な進捗がないところでありますけれども、更に国際社会とも連携をとりながら、その一日も早い帰国の実現に向けて、我々は全力で取り組んでいきたいと思いますし、また、総理もおっしゃっておられますように、この一連の流れの中で、我々の方から対話の窓口を閉ざすということではなくて、その実現に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
(問)読売新聞の有泉です。
 同一労働同一賃金のことでお伺いしたいのですが、本日、朝の自民党の部会、雇用問題調査会の方で、かなり活発に議論が行われているということですけれども、この同一労働同一賃金は理念としては非常に皆が納得いくものだと思うのですが、なかなか実際問題として解決していくに当たって、非正規や正規とのこの格差の是正と言う問題は、なかなか難しい点、問題もあるかと思うのですが、今後のスケジュール感も含めた、どのくらいでめどを付けていきたいかといったことの、そのお考えを改めて聞かせていただけますでしょうか。
(答)まず、我々がこの問題に取り組んでいる背景としては、非正規の方々の待遇改善を図る中で、正規を目指しながら非正規だという、いわゆる不本意な形で非正規を続けている方に関しては正規への道をしっかりつくっていくと。
 他方で、やはりそうした非正規という働き方を一つの選択肢として選んでおられる方もかなりの割合いらっしゃるのですけれども、かといって、その待遇が必ずしも十分かというと、それはそうではないという意識が高いわけで、その改善にも取り組んできたわけでありますが、やはり、更なる取組が必要だということで、同一労働同一賃金ということにも踏み込んでいく。あるいは、そんな中でこれまでは均衡待遇ということでありますけれども、均等待遇ということにも踏み込んでいくということで総理からお話があり、これから国民会議でしっかりと議論をしていきたいと思っております。
 ただ、国民会議の場自体は法律の専門家がおられるわけではありませんから、そこでしっかりとした方向性を出しながら、それに従って、また専門の皆さん方にもしっかり議論いただくと、こういう流れになっていくと思います。

(以上)