加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成27年10月20日

(平成27年10月20日(火) 10:26~10:32  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議では特段発言をしておりません。
 また、冒頭申し上げることも特にございません。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の池尻と申します。
 一億総活躍社会に向けた国民会議なのですけれども、これのメンバー選定については今どのような状況なのか、教えてください。
(答)今、鋭意選定を進めているところではございます。御本人の御意向も確認しながら、今作業を進めております。
(問)(朝日新聞・池尻記者)あと、昨日、石破大臣と甘利大臣と、一億をめぐって会談されたと思うのですけれども、お二人とはどのように今後の作業についてのすみ分けについて整理されたのかを教えていただきたいのと、あと、成長戦略とか地方創生と、あと一億総活躍の政策の違いについて、ちょっと教えていただきたいのですが。
(答)今の話合いは、ダブるところがあると思うのですが、具体的なそれぞれの作業手順というのは、正にこれから詰めていくことが必要だろうと思っております。私の方から冒頭は、これまで申し上げました国民会議を月内に立ち上げて、そして、年内のできるだけ早い時期に緊急的な対策、そして、その後に「ニッポン一億総活躍プラン」という全体の流れ、これは総理からの御指示事項であります、それを申し上げました。これから、それぞれの成長戦略なり地方創生でいろんなことをおやりになりますので、そこはよく連携をとってやりましょうということでございます。
 それからもう一つは、全体のイメージというんでしょうか。第一、第二、第三の矢ということがございます。特に第一の矢に絡みましては、成長戦略等はむしろ甘利大臣のところでいろいろ今やっていただいています。地方創生については石破大臣のところでやっていただいていますので、そういったものと一億総活躍とうまくつなげていくという、お互いのイメージというのでしょうかね、それを確認したというのが昨日の主な点であります。
(問)ロイター通信の梅川と申します。
 昨日の関係府省の連絡会議がありました。今後、国民会議も立ち上がって議論を本格化させていく中で、直近でいいますと、来年度予算の編成というのが年末にかけて行われるわけなのですけれども、この来年度予算の編成に向けても、早速何かしら意見を反映させていきたいというようなお考えはあるのでしょうか。
(答)当然、中での議論として、こうした特に第二、第三の矢に関しては、ある程度継続的な施策も当然、必要になってくることは想定されますので、そうなってまいりますと、それぞれの年度予算でどう考えていくのかというようなことも出てくるのではないかと思いますが、ただ、今の段階でまだ、どういう施策をするかというところから議論をスタートしますので、具体的に絡む絡まないってことを申し上げる段階にはありません。ただ、平成28年度予算の編成ということは当然念頭に置きながら作業を進めていかなきゃいけないと思います。
(問)フジテレビの清水と申します。
 先程の甘利大臣との話合いのところなのですけれども、第一の矢は、GDP600兆というのは甘利大臣を中心にということなのですけれども、この政策の実現の責任というのは加藤大臣がお持ちになるものなのか、どうなのかというところをお聞かせください。
(答)実現の責任というのは、正に政府全体でそれを目指していくといことだというふうに思います。1本目の矢といっても、甘利大臣のところもございます。あるいは、働き方ということになると第二、第三とも絡んでまいりますので、そこはよく、第一の矢という部分についてもそれぞれよく連携をしていく必要があるのだと思います。
(問)NHKの伏見と申します。
 今年度の補正予算の編成についてお聞かせ願えればと思うのですけれども、年内の早い時期ということで、緊急対策の取りまとめも指示を受けていらっしゃるかと思うのですけれども、補正予算に緊急対策も含めて反映させる必要があるかどうか。補正予算を編成する必要があるかどうか。今の時点での大臣のお考えをお聞かせいただければと思います。
(答)まだ補正予算そのものについて、編成するとかしないとかっていうことについて、ちょっと私は、政府として方針が出たということは承知をしておりません。
 また、先程の28年度当初予算との絡む話でありますけれども、まずはどういう施策をやっていくことが必要なのかっていう議論の中で、そのためにどういうことを、どういう財源が必要であれば財源の手当てを考えていくのかと、こういう議論になっていくのだろうと思います。

(以上)