ピチェット タイ科学技術大臣の表敬訪問

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意見交換の模様(左端がピチェット大臣)
写真2
記念撮影

 島尻科学技術政策担当大臣は、平成27年11月25日(水)、来日中のピチェット・ドロンカベロージ タイ科学技術大臣の表敬を受けました。

 島尻大臣は、今般の訪日を機に、科学技術分野における日本とタイの関係が深化することを期待する旨を述べました。
 これに対し、ピチェット大臣は、科学技術イノベーション政策の研究、気候変動の緩和技術、宇宙開発の3分野の連携が深まることにより、タイのみならずCLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)地域全体に対しても有益なものになると述べました。特に、タイでは科学技術政策研究機関の設立を検討しており、日本のノウハウを共有いただきたい旨を述べました。
 また、今後、タイにおいて本格的に宇宙政策を起ち上げようとしており、この間のJAXAを初めとした日本の協力に感謝の意を表しました。

 島尻大臣は、政策研究大学院大学(GRIPS)などで政策研究に関する取組が蓄積されており、こうした知見が活用されることを期待する旨を述べました。これに加えて、島尻大臣は、気候変動による災害への対策など日本が有するノウハウについて、それを必要とする国・地域と連携を取ることは重要であるとの認識を示すとともに、宇宙技術等を活用した新たな産業の創出について協力を進めることでアジア地域の新たな経済活動を牽引することができるとの認識を示した上で、今後も意見交換を行っていくことで意見が一致しました。