島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年4月5日

(平成28年4月5日(火) 9:11~9:20  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 私からは冒頭1件、発言をさせていただきます。
 沖縄出張についてでございます。
 先週末、沖縄に出張いたしました。今回は、伊平屋村と伊是名村を訪問いたしまして、北部振興事業や沖縄振興一括交付金事業の現場などを視察いたしました。離島におきましても、北部振興事業費や一括交付金が観光や産業の振興など、幅広い分野に活用されて、地域の発展に大きく寄与していることを実感いたしました。
 こうした事業を通じて、観光客の誘致が進み、離島の振興、さらには沖縄全体の振興につながっていくことを期待しています。
 引き続き、沖縄担当大臣として、関係者の皆様と連携しながら、離島の振興を始め、沖縄振興にしっかり取り組んでいきたいと考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 ちょうど、今日ぐらいで約半年だと思うんですけれども、大臣就任してから。これまでの半年間を振り返って、どのような御感想を持っているのか。それで、今後に向けてどう取り組んでいかれたいのか、ちょっと総括的にお願いします。
(答)本当に「光陰矢の如し」といいますか、あっと言う間に過ぎた半年だったと思います。怒濤のごとくといいますか。
 その中で、半年、担当する担務がかなりありますので、一つ一つ、私としては丁寧に見たいという思いはあるのですが、なかなか私自身、反省も含めて、また今後、しっかりと取り組んでいかなければならないと思っております。
 その中でも沖縄に関しては、沖縄子供の貧困対策の緊急事業に着手できたこと、予算化も含めて、それを盛り込ませていただいたということは一つ成果として挙げていいのかなと思っております。
 北方に関しては、また今週行かせていただきますけれども、元島民の皆様からのお話を伺う中で、特に若い人たちの取組に、これからも御支援申し上げたいと思っています。
 それから、科学技術イノベーションですね。これはアメリカへの出張も含めて、いろいろなところで仕事をさせていただいているかなと思っておりますけれども、第5期の(科学技術)基本計画が閣議決定されたということをコアにして、今後、これをどう実行していくのかということは、真剣に取り組んでいきたいと思います。
 科技に関しましては、今後、G7の茨城・つくばの科技大臣会合がありますので、ここでまた一つ取組に対して評価いただけるように努力をしていきたいと思っております。
 それからまた、海洋政策に関しては、我が国初の北極政策を決定することができたということ、それから宇宙に関しては、日米の国際宇宙ステーション計画について合意文書に署名をさせていただいたりしております。2024年までの運用延長に我が国が参加するということが正式決定されておりまして、また、宇宙に関しては宇宙二法(「人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律案」、「衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律案」)がありますので、しっかりとこれを成立させたいと思っております。
 それから、知財ですね。知財は、クールジャパン、官民連携プラットフォーム、これは前大臣から続いているところでありますけれども、これを一つ形にしているということ、また、これを通して、しっかりとクールジャパンの政策を頑張っていきたいと思います。
 それからITに関しては、ITの利活用に関する制度整備検討会を立ち上げて中間取りまとめを行ったところでありますけれども、また、このIT政策、いろいろと規制緩和のところもありますので、しっかり評価していただけるように頑張っていきたいと思っております。
 また、多岐にわたるところでありますけれども、しっかりまた頑張っていきますので、よろしくお願いします。
(問)これだけたくさんの担務がある中で、それぞれのつなぎ役としての大臣の役割についてはどのように認識されていますでしょうか。
(答)おっしゃるとおり、この一つ一つの仕事といいますか、これらに横串を刺していくということが、これらの一つ一つの政策を有効に実現していくための一つの策として大事なことなのかなと思っています。
 なかなか、それこそ縦割りの中で難しいところはあるのですけれども、全体に横串を刺すのは難しいかもしれませんけれども、その中での二つとか三つとか、その串を刺していくということを今後も果敢に取り組んでいきたいと考えています。
(問)共同通信の佐伯です。
 先週の日米首脳会談で普天間の辺野古移設に関して、オバマ大統領から懸念が示されたというふうにあるんですけれども、来週で返還合意から20年になると思うんですけれども、20年たっても工期の遅れに対して懸念が示されているという状況について、どのようにお考えでしょうか。
(答)私の立場としては、とにかく普天間飛行場の一日も早い危険性の除去ということに尽きると思っていまして、他方、沖縄振興策を進める基地の跡地利用というところに尽きるのだと思っておりますけれども、その中でオバマ大統領からの懸念については、きちんと安倍総理が御説明し、理解を得たと認識しております。
 なので、私としては、引き続き、真に沖縄の振興、県民の皆様に喜んでいただけるような振興策を実現していくということをまた頑張っていきたいと思います。

(以上)