山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年10月6日

(平成27年10月6日(火) 9:28~9:34  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 本日は、閣議の前に最終処分関係閣僚会議、原子力関係閣僚会議、原子力防災会議が開催されまして、出席いたしておりましたが、原子力関係の閣僚会議では、「原子力施設主要資機材の輸出等に係る公的信用付与に伴う安全配慮等確認」の実施体制の再構築について私の方から説明して、決定されました。今後は、本日定められた手続に従いまして、関係省庁連携の下に、個別案件ごと、しっかりと確認を行ってまいりたいと思っております。
 それともう1点が、10月3日から4日にかけまして京都に行ってまいりました。
 京都はもう御案内のとおりで、国際科学技術関係大臣会合ということで、議長を務めました第12回国際科学技術関係大臣会合では、日本を含む26カ国の科学技術大臣や、あるいは科学技術顧問と、「インクルーシブ・イノベーション戦略-科学技術イノベーションにおける国際協働の役割」ということについて議論いたしました。各国から様々な、本当に活発な、全員の方から意見をいただきました。とても有意義な会合でございました。また、フランスのマンドン大臣や、キューバのカストロ科学技術評議会議長等ともバイ会談を行いまして、科学技術政策についての意見交換を行いました。10月5日には、ヴァルス首相も出席した日仏イノベーション年開幕式に出席して、御挨拶もさせていただきました。今日は、この後、第13回日米科学技術協力合同高級委員会に出席して、共同議長等を務めてまいる予定でございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)TBSです。
 昨日、大村さんがノーベル賞を受賞されました。それの改めての受け止めと、あと、また今日は物理学賞がありますが、それに対する期待などは。
(答)大村さん、ノーベル賞をとっていただいて、本当によかったな。しかも、大村さんという方が普通の方、ノーベル賞をとるまでの経緯がね、というのではなくて、学校の先生をしたりしながら、これだということでずっとやってこられたということで、非常にユニークな方なので、正に若い皆様とか、いろいろな方々に大きな刺激を与えるものだと。今日もさきほどの閣僚懇で、本当にいい人がとったなと、今度の人、おもしろいなと。ある意味で皆様あまり予測をしておらなかったようなので、余計そういったうれしさ、よかったなという思いがあります。
 当然、物理学もできればということで、期待をしております。
(問)NHKです。
 昨日、TPP交渉も大筋合意になったということですが、大臣の受け止めと、あと所管の中で知的財産の方もあるかと思うんですが、その辺、お伺いしてもよろしいでしょうか。
(答)非常に厳しい状況だったと思うのですよ。だけど、よくぞまとまったなと思います。
 ただ、積み残しというか、私の担当の知財関係にしても、あと、各国の調整みたいなものがあるわけですよね。国独自の一つのやり方みたいな部分を残しているようなので、これからそれはしっかりと行っていかなければならないということで、当然我が国も今いろいろと、野党の皆様からも質疑の要求も出ているようですし、そこの議論を踏まえて、しっかり行っていくということですが、いずれにしても、経済活性化、強い経済という中で、非常に大きな成果であろうと思っております。
(問)テレビ朝日です。
 今日、定例の閣議が、改造がある中で、定例の閣議としてはこれが最後ということで、受け止めはありますでしょうか。
(答)淡々と定例閣議は終了しました。
 改造を控えて、私としても、就任直後に3人の方が、私の地元関係者がノーベル賞をとったと。今日また閣議で、ノーベル賞の発表というか、お話をさせていただいたと。なかなか感無量ですね。今晩が楽しみですけどね。

(以上)