山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年7月21日

(平成27年7月21日(火) 10:02~10:06  於:合同庁舎第8号館S103会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 一つございまして、先週7月17日金曜日でありましたが、来日中のルクセンブルクの首相兼通信・メディア大臣と会談いたしました。会談では、IT利活用推進をする中で、省庁の縦割りを打破して横断的な連携強化を図るという話や、国民の皆様方が安心してITを利活用できるようなサイバーセキュリティー等の対策、これが一番大事だろうという話、また、ICT(情報通信技術)関係を利活用する人々の責任感や意識を醸成するような取組を実施する等々、いろいろと意見交換を行いました。また、国際的な衛星通信放送産業の状況についても意見交換を行いました。首相の方からは、是非ともルクセンブルクへ来てくださいというお話がございましたが、私も秋にドイツや、あるいはIAEA(国際原子力機関)の関係でウイーンにお邪魔する予定がありますので、もし時間があればという話にしております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 ベッテル首相との会談の中で、例えば今後、何かしらの共同研究だとか、日本とルクセンブルクとの共同での何らかの取組、あるいは今、EUの議長国ですので、EUとの何らかの取組についてのお話はあったんでしょうか。
(答)それらしきお話は若干あったのですが、いずれにしても、双方検討して何ができるか、どこで連携ができるか、お互いどういった部分を補うことができるかということは、これからお話し合いをしていきましょうということでした。それもあって、来てくださいということになったのだろうと思うのです。おもしろいですよね、あそこは総理兼首相、通信・メディア担当大臣なのです。すごくエネルギッシュで若いし、なかなかおもしろい有能な方なのだろうと思いました。特に、IT関係は力が入っていました。
(問)読売新聞の薩川です。
 土曜日にロシアのスクボルツォワ保健相が色丹島を訪れています。内容は病院の視察ということのようですが、北方領土におけるロシアの実効支配を示す狙いもあると見られています。これに関して政府の対応があれば教えてください。
(答)お話のようなことなのだろうと思うのですが、我々とすれば大変遺憾なことでありまして、また、相談しながら外交ルートを通じて適正な処置をとることになるだろうと思います。

(以上)