山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年2月6日

(平成27年2月6日(金) 8:46~8:51  於:院内・内閣記者会3)

1.発言要旨

 おはようございます。

 私の方からは二つありまして、一つが、北方領土の日についてです。

 本日の閣議におきまして、明日2月7日の北方領土の日に関して、北方対策担当大臣として発言をさせていただきました。この日に「北方領土返還要求全国大会」が日比谷公会堂で開催されます。この大会を通じて、早期返還を求める日本国民の固い決意を内外に表明いたしたい。

 また、毎年2月は「北方領土返還運動 全国強調月間」です。講演会やパネル展等の広報啓発活動が全国で行われます。今年は戦後70年の節目に当たり、本大会を始めとする各種活動を通じて、北方領土問題に対する国民の理解と関心が高まっていくことを期待しています。

 詳細につきましては内閣府の北方対策本部の方にお問い合わせをいただきたいと思います。

 もう1点が、明後日、2月8日でありますが、東京電機大学で開催されますサイバーセキュリティのコンテスト(SECCON)ですね。この決勝大会の視察及び閉会式での御挨拶を予定しています。

 以上です。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の笹川と申します。よろしくお願いします。
 北方領土の日を前にということで2点お尋ねします。
 まず、担当大臣として、今この領土交渉の現状をどのようにご覧になっているかということと、今後どういう展開を期待されるかということが1点。
 それと、前任の山本大臣が現地を、北方領土を一度訪問されているかと思いますが、大臣もそういうビザなし交流のような形で現地を訪れるというお考えがおありでしょうか。
(答)一つは、返還交渉については総理と外務大臣の御担当ということで、私としては、いかに運動を盛り上げていくか、機運を盛り上げていくかということになるわけですが、あえて申し上げれば、プーチン大統領との会談も70年の大きな節目ということで、領有権を明確にしていただいて、いろいろ柔軟な交渉ができると思うので、何とか一歩でも二歩でも進んでいただきたいな、とりわけ、元島民の皆様方が高齢化していますので、大いに期待しております。私は、しっかりと機運を盛り上げていきたい。
 ビザなし交流ですが、これもちょうど国会開会中ですし、日程を見ながら、できればお邪魔をしたいと思っていますので、判断をしたいと思います。
(問)共同通信の小笠原と申します。よろしくお願いします。
 閣僚の資産公開について伺います。
 今日の午後に資産が公開されますけれども、今回御自身が公開された資産などについての率直な御感想から伺いたいと思います。
(答)取り立てて感想はありません。ほとんど変化ありませんので。あまり変わっていませんから、こんなものなのかなと。
(問)もう1点、資産公開の制度自体の必要性ですとか、問題点については何かお考えあればと思います。
(答)これはいろいろ御議論があるのですが、不信感を持たれないというか、閣僚としてこういう姿勢というのは大変大事なことだろうと思いますので、今後ともこういった格好で資産公開というのを行っていくべきだろうと思っています。
(問)NHKの木下です。
 昨日から沖縄の翁長知事がまた東京に来られておりますけれども、今回大臣の方にお会いする意向とか、あるいは向こうから打診というのはございましたでしょうか。
(答)今のところまったく聞いていません。おいでになっているというのも今聞きました。
 過去2回お目にかかって、特に予算関係でお目にかかっていろいろと突っ込んだお話もさせていただきましたし、予算編成後もおいでいただいて、お礼を言っていただいて大変恐縮をいたしていますので、当面課題というのはないのだろうと思います。

(以上)