山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年2月3日

(平成27年2月3日(火) 8:46~8:50  於:院内・内閣記者会3)

1.発言要旨

 おはようございます。

 今日、私の方からは二つございますが、一つはH-ⅡAロケット27号機による情報収集衛星、レーダ予備機の打上げでございますが、御案内のとおり2月1日打上げが成功いたしました。

 先般新たに策定された宇宙基本計画においては、宇宙安全保障の確保を重要な取組ということで進めることにしていますが、今回打ち上げられました情報収集衛星によって、安全保障や、また更には大規模災害等への対応等について、所要の目的が達成することを期待しています。

 なお、今回で、26回連続で成功ということになりまして、自律性の確保のために基幹ロケットの高い信頼性は、大変重要であると考えています。

 また、もう一つが、昨日2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術の取組に関するタスクフォース、これの第3回目の会合を開催いたしました。

 昨日の参議院の予算委員会でも、2020年を日本経済の再生につなげる議論がございまして、総理からも日本人は明確な目標に向かって力を発揮するので、科学技術を取り入れて様々な政策、課題解決に集中させていくという御発言もございました。

 大会を通して、日本の最先端の科学技術を実現して、世界に発信していくという志の下に、昨年8月から関係府省、東京都及び大会組織委員会など多くの機関との協力で検討を進めているところでございます。

 昨日は、大会に向けた取組の基本理念や、発信の方法、九つのプロジェクトの実施計画書について取りまとめをいたしたわけでございます。

 今回の結果につきましては、安倍総理も大変、御興味がおありになるようでございますので、次回の総合科学技術・イノベーション会議で報告をしたい。できれば何か九つのプロジェクトのうちの一つデモ(デモンストレーション)でもできたらいいのではないかなということで、今、検討しているところでございます。

 以上です。

2.質疑応答

(問)昨日のタスクフォースで、九つのプロジェクトの実現を目指すことで取りまとめがありましたけれども、オリンピックまでに向けての実現に向けて課題と、あと政府としての取組というのは、どういうふうにお考えか改めて教えてください。
(答)御案内のとおりで、今も申し上げました発信をしっかり行っていく。民間の皆様、特に事業者の皆様方にも協力をしていただきながら、実現に向けて更にスピードアップしていくということなのだろうと思います。
 私も超臨場感システムというものを拝見したのですが、頑張っていただかないと、間に合うのかなという感じもありました。そういうことで、スピードアップしていく。官民それぞれ挙げて行っていくということが大事だろうと思います。
(問)今朝の閣議若しくは閣僚懇で、総理の方からシリアの人質事件について何か言及はございましたでしょうか。
(答)今日の閣議、閣僚懇ではございませんでした。関係閣僚会議等でいろいろ行っておられて、またテロ対策等についても検討に入ったということですので、そちらの方で行っておられると思います。またまとまったら、閣議で報告があるのだろうと思います。

(以上)