山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年1月30日

(平成27年1月30日(金) 8:42~8:48  於:院内・内閣記者会3)

1.発言要旨

 おはようございます。

 私の方からは、まずオリンピック・パラリンピックの東京大会に向けたタスクフォースですが、2月2日に2020年、オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術の取組に関するタスクフォースの第3回目の会合を行う予定にしています。この取組は大会を通して日本の最先端の科学技術を実現して、世界に発信していくものでございます。その技術は生活や産業、環境や地方の問題など、日本の未来に大きなインパクトを与えるだけでなくて、持続可能な地球の未来に貢献をして、日本が世界をリードしていくための大きな礎となるものでございます。

 昨年8月から各分野の専門家あるいは大会経験者等に御協力をいただきまして、また全府省、東京都、大会組織委員会が一丸となって大会に向けた取組をまとめてきたものでございます。今回はその方向性を整理する重要な場であり、結果を安倍総理にも御報告をする予定でございます。

 それともう一つが政府の消費者政策の大綱であります消費者基本計画につきまして、来年度からの5年間を対象とする次期計画と、その工程表の素案を意見募集、パブコメを昨日開始いたしました。これは2月19日までの予定にしていますが、広く御意見をいただければと思っています。詳細につきましては消費者庁の方にお問い合わせをいただきたいと思います。

 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)日本経済新聞の松田と申します。科学技術基本計画の関連でお伺いします。先日、文科省がまとめた中間取りまとめでは国家戦略科学技術というものがございましたけれども、安全保障にも使えるという意味でデュアルユースの考え方について、国として何か考え方をまとめないといけないのかどうかという点について御意見をお伺いさせていただきたいと思います。
(答)特にデュアルユースをどう位置付けるかという話は取り立てては行っていませんが、いろいろな形で複雑化していく中でデュアルユースというのは当然流れとしてあるのだろうと思いますので、宇宙基本計画もそういう格好の読み方もできていますので、それは当然出てくるだろうと思います。
(問)共同通信の田窪です。日本人人質事件についてお伺いします。犯人側の要求が変わったり、なかなか厳しい状況が続いていますけれども、内閣の一員としてどのように見ていらっしゃるのか、お願いします。
(答)外務大臣のお話のように非常に厳しい状況が続いているということなのだろうと思いますが、ヨルダン政府にも御協力をいただいているようで、現場で中山副大臣も頑張っておられますので、内閣一丸となってということでありますが、成り行きを正に息をひそめて、なんとかならないかという思いで見ております。

(以上)