石破内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年2月6日

(平成27年2月6日(金) 8:37~8:40  於:官邸3階エントランスホール)

1.質疑応答

(問)人口の東京一極集中についてお伺いしたいんですけれども、今日総務省が住民基本台帳に基づいた数字として、2014年の東京圏への人口の流入が転出よりも11万人多いという試算というか数字を発表しました。これについて受け止めをお願いします。
(答)政府として東京の一極集中に歯止めをかけ、地方への人材の還流を図るということを決定をし補正予算が成立をしたところで、これから本予算の審議に入るわけですが、まだ何もしていないわけで、実際に政策を実行するのはこれからです。ですから、実際、東京への流入が止まらない、むしろ増大する傾向にある、それだけ我々として危機感を持って対応しなければならないということだと思います。
(問)2020年までに転入と転出の人口の均衡を合わせたいということをこの間おっしゃっていましたけども、どういった施策を今後メインにやっていくということですか。
(答)やはり地方に仕事というもの、それは安定した雇用であり、そしてまた結婚をし、子育てをするにふさわしいというか、それに足るというか、そういう収入・就業状況がなければいけないということがあるでしょうし、「総合戦略」の中にCCRCというのを入れましたが、若い方のみならず、シニアな方、まだ要介護ということになる手前の方々ですが、そういう方々がコミュニティとして地方に移っていただけるような状況というものを整備しなければいけない。地方に人材が移転するような、そういうような政策を促進するということでしょう。東京から出ていってくださいとか言ってもどうにもなる話ではない。どうやって地方においてそういう環境を整備するかということが一番肝要です。
(問)本日夕方に資産公開が発表されるんですが、公開のたびに毎度お聞きしているんですが、御自身の資産に関する御感想と、あと制度自体、御家族を含めて公開されるという制度ですけども、制度自体の受け止めとか意義について大臣はどのようにお考えですか。
(答)資産はこんなものですかねということで。資産を形成するためにこんな仕事をやっているわけではありませんので。ただ、これが負債がやたらと増えて、家族、親戚、周りの方々に御迷惑をかけるようなことは厳にしてはならないということだと思います。そういう観点からすれば、こんなものかなということですね。とにかく資産を形成するためにこの仕事をやっているわけじゃないということであります。
 制度については、現行制度に則って公開をしているわけで、制度の是非について申し上げるべきだとは思いません。それはいろいろなお考え方があるのでしょう。

(以上)