有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年7月21日

(平成27年7月21日(火) 10:01~10:08  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 皆様、おはようございます。今朝は私の方から特段御報告する案件はございませんので、御質問がおありになれば心してお受けいたします。

2.質疑応答

(問)おはようございます。フジテレビ、和田でございます。
 ちょっと前広の話をお伺いしたいのですが、6月にいろいろ規制ですとか大きな懸案がまとまった感じがあって、まあ一段落という印象を受けているのですが、また来年6月ぐらいまでを念頭に置いていただいて、大臣がもう所掌されている分野、広きにわたっているわけですが、これが、何でも重要と言えば重要なのですが、これに特に力を入れていきたいという懸案を、今頭の中におありになるもの、ちょっと時間がかかっても結構ですから、全て挙げていただけるとありがたいなという不精な質問でございます。
 よろしくお願いします。
(答)本当に大きな御質問を頂戴したかと思っております。6月は本当に毎週毎週、大きな規制改革も行政改革も女性活躍の重点方針も新たに決めましたし、それ以外にも白書が目白押しでございましたし、大変やりがいのある毎日でございました。ただ、7月になって仕事が楽になったかと言えば、必ずしもそういう認識はなくて、御指摘おありになるかもしれませんが、内閣支持率も大変厳しい状況の中で、それでも国家・国民の未来に奉仕をするという矜持と責任感を今一度閣員が念頭に置いて日々の言動で信頼を築いていくしかないと思っております。
 来年の夏に向けてということでございますが、やはり規制改革も今回一巡させていただきましたので、成長戦略に資する規制改革にはどの分野があるか、もう少し踏み込んだグリップのあるラインはどこか、一巡をさせていただいたからこそ、私自身が考えていかなければいけない責務だと思っております。それは私か、私の次の方か、どなたがなるかは分かりませんけれども、しっかりとそこは申し送りのできるような土台を固めていきたいという思いは来年に向けて持っております。
 それ以外の分野でも、本当に所掌が多い中で、行政事業レビューもそうですけれども、1クール1年見させていただくということの中で初めて気が付くこと、あるいは総括的に今後に向けて思うことをしっかりと言語化していきたいですし、原局と詰めていきたいという思いがございます。
(問)(フジテレビ・和田記者)一点だけ、女性活躍の分野では何か、これというようなものはございますでしょうか。
(答)やはり女性活躍加速のための重点方針を今回初めて安倍内閣として打ち出させていただいて、そして予算編成前にこの重点方針を打ち立て、各省庁の予算編成にも、また政策立案にも活かしていただくという腹をくくりましたわけですから、これがしっかりと予算に反映され、政策として具現化し、そして行革の観点から見ても前に進むべしという筋のいいものに、納税者の理解・納得をいただけるものにしていきたい、そのためには、先週の金曜日に経団連で記者会見をいたしましたけれども、理工系の女性ということ、問題解決に資する女性の固まりを作っていくということもしっかりと具現化していきたいと思っております。
 また、もう一つは、年内にと思っておりますけれども、男女共同参画基本計画もまとめていかなければなりません。そういう状況で、女性の活躍、男女共同参画という意味では、女性の安全・安心という観点でハラスメントのない社会を作っていく、あるいは性犯罪を許さない、やはり女性が性犯罪の被害者にならないという社会を作っていくというような、活躍の前の土台をしっかりと作り固めなしていくということは発信していきたいと思っております。
(問)おはようございます。文化放送の岡田と申します。
 所沢市の園児の退園問題ですが、今後どのような対応をとっていかれるおつもりでしょうか。
(答)御質問いただきました所沢市さんにはいろいろな意見があることを承知しております。直接うちがどうするかというより、まず所沢市さんがどのような御判断をされるかをしっかりと注視していきたいと申し上げております。
 やはりこの件は、社会的な関心も大変高いものでございます。実際に報道ベースでは賛否が拮抗していると指摘をされていまして、私自身、入所待機していらっしゃる方の私も入れてよという気持ちも分かるし、やはり下の新しく生まれた命を守るために必死になっていらっしゃるお母様の気持ちも、自分も経験者として本当によく分かります。そもそも国としては、待機児童がやはり背景にあるのであれば受入れの量を確保するという施策をしっかりとやっていかなければいけないと思っております。

(以上)