有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年4月28日

(平成27年4月28日(火) 10:48~10:53  於:合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 皆様、おはようございます。
 国家公務員制度担当の大臣として報告をいたします。
 女性国家公務員の採用状況について、本日の閣僚懇談会において発言をいたしました。
 本年4月1日における女性国家公務員の採用状況について申し上げますと、国家公務員採用試験合格者から採用に至った方のうち、女性が占める割合は政府全体で31.5%となり、昨年度から4.8ポイント増加いたしました。
 安倍政権においては、女性国家公務員の採用割合を政府全体で30%以上とすることを目標としておりますが、今回、総合職34.3%、一般職32.9%、合計で見ても31.5%となり、今春はこの目標をクリアした形となります。
 閣僚懇談会では、各府省におかれても、今春採用された女性職員の皆さんが、男性の職員の皆さんと力を合わせて公務に励み、また、今後活躍できるようキャリア形成支援や計画的な育成、登用の拡大を図っていただくこと、また、職場に多くの女性職員が勤務しているということを所与の前提として、男女問わず共に職員がワークライフバランスを実現できるような働き方改革について、積極的な取組をしていただきたいということを各省大臣に申し上げた次第でございます。
 詳細につきましては、内閣官房内閣人事局にお問い合わせいただきたいと思います。
 私の方からの報告は以上です。

2.質疑応答

(問)日経新聞の甲原です。おはようございます。
 冒頭御発言いただいた女性公務員の採用状況についてなのですけれども、今日の閣僚懇談会では登用拡大を図るということも要請されたということですけど、2020年に3割という登用目標というのもある中で、もうちょっと具体的にどういう要請をされたのかというのと、あと閣僚からそれに対して何かコメントがあったかどうかについてお伺いします。
(答)今日お手元に資料が行っているかと思いますが、御覧になっていただくと、女性国家公務員の採用状況は、ブーストをしているような右肩上がりの矢印の勾配は非常に高いことが分かります。当然ながら、安倍総理の強いリーダーシップ、また各省の事務次官にも女性の採用・登用をということで、各省が取り組んでいただいた結果が、今回この春の3割以上を達成するということになったのだと思っております。
 採用活動に当たっても、様々な工夫、努力を重ねていただいたものだと思っております。これが国家公務員の全体に対してのガイダンス、イントロのパンフレットになっていますけれども、それのみならず、私も全部拝見しましたけれど、女性の国家公務員の先輩たちがワークライフバランスをどのように実現しているかという、かなりフレンドリーな形のパンフレットということで、民間が実施される採用のブースにも積極的に女性の現役の職員の方が出向いて実際の話をされることも積極的におやりになっていただいたので、それが功をなしたかなと思っております。
 閣僚懇におきましては、それぞれの大臣が私の発言の後に、付けておきました各府省の一覧を御覧になって、「法務省は50%超え、すごいね」とのお話をされていまして、やはり各省の大臣が自らの省の採用割合を意識していただいて、そしてこれからの育成や登用、男女共に適材適所で能力のある人たちのプールをつくっていくことに尽力をしていただけるものと思っております。
 「2020年30%」との関連については、依然、これは着任当初から申し上げていますが、大変チャレンジングな、野心的な目標だとは思っておりますが、その実現に向けて、ひるむことなく頑張っていきたいと思っております。

(以上)