有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年3月10日

(平成27年3月10日(火) 7:50~7:55  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。

 本日は時間の制約もあり、私の方から特段御報告申し上げる案件はございません。御質問があれば心してお受けいたします。

2.質疑応答

(問)NHKの霜越です。おはようございます。
 週末、国連防災会議が開かれます。有村大臣は女性と防災などで12月に福島で会議を開いていらっしゃると思うのですけれども、今回、週末は、どういったことを発信していこうとお考えでしょうか。
(答)山谷防災担当大臣を中心として御活躍いただくものと思っております。私自身も防災に女性の観点でどのような貢献があるか、実績があるかというセッションで、冒頭のオープニングの御挨拶をさせていただく予定で、当然、仙台に入らせていただきます。
(問)防災における女性のリーダーシップがテーマになるかと思うのですが、女性の防災という分野で発揮できるリーダーシップとはどのようなものでしょうか。
(答)極めてたくさんの分野があると思われますが、まずは避難所における環境あるいは劣悪な環境を少しでも快適なものにするためにどう改善するかという視点で、きめ細やかな生活実感に根差した女性の視点が最も生かされる分野だと思います。
 同時に高齢者や小さなお子さんを抱えた、あるいは病気の方々や、いわゆるいろいろな課題をお持ちの方の避難所での滞在時間、滞留時間が一番長くなる、そしてその方々が、クオリティー・オブ・ライフ、暮らしの質に最も強い影響を受けるということを考えると、その声をしっかりと代弁して今後の防災・減災につなげる、そういう意味では、非常に大きな貢献があると思っています。
 特に私自身も、女性の日々の暮らしに関しては、トイレを改善したいと強い思い入れを持って、今、関係大臣ともそれぞれ回っておりますけれども、被災地あるいは復興に関して日常の生活の場を良くしていくということで、トイレに関しては、具体的に強い関心を持って、内外の皆で改善をしていこうということを問いかけたいと思っております。
(問)中川農林水産政務官の一連の週刊誌報道で、今日初めて国会の方に出てこられると思うのですが、この問題について大臣はどのような見方をされていらっしゃいますか。
(答)適切なタイミングで適切な言動がなされたわけではないということを、御本人が最も痛感していらっしゃるのではないでしょうか。
(問)続投してもらいたいとお思いですか。
(答)任命権者ではないので、それについてのコメントは控えさせていただきますが、おのずから、どういう判断を総理がなさるのか、あるいは主権者たる国民からされるのかということは、御本人も痛感される中で、今日の登院でおありになるのかなと拝察いたします。
(問)日経新聞の甲原です。
 報道などで来年度予算の成立が4月以降にずれ込んで、暫定予算を組まないといけない状況という話がありますけれども、子ども・子育て支援新制度とか来年度予算に期待が大きい分野をお持ちだと思いますが、予算成立への思いとか、暫定予算になった場合の影響などについてお願いいたします。
(答)私の限られた国会経験でも、暫定予算を組むと、建設現場のリース一つに至るまで大変な滞りが出てくるので、与党なかんずく閣僚の一人としては、一刻も早く地方に予算を届けることが最大の任務という目的のため、忠実に言動を重ねてまいりたいと自らに言い聞かせます。なかなかに目途が厳しくなっていますけれども、一刻も早く、最優先で、皆でベクトルを合わせていくということを、引き続き粘り強くやっていきたいと思います。

(以上)