山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年7月24日

(平成27年7月24日(金) 9:43~9:48  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私のほうから3点ございます。
 まず警察白書についてでありますが、本日の閣議において平成27年警察白書を配付いたしました。本年の白書では「組織犯罪対策の歩みと展望」と題する特集を組みました。近年の組織犯罪情勢の推移や、犯罪組織の特徴的な動向を概観するとともに、これに対応する警察の取組や今後の展望について紹介をしております。警察としては国民の安全・安心を確保するため、引き続き組織犯罪対策を推進していく所存であります。
 もう一つ、閣議の前に第1回の東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部が開催されました。私からは東京大会を見据えて、警察庁国際テロ対策強化要綱を策定し、テロ対策を強力に推進していること等を発言をいたしました。引き続き関係省庁、関係機関と連携し、万全な警備に向け、諸対策を着実に推進していくように警察を指導してまいります。
 もう一つ、海洋関係なのですけれども、先日の閣議の後に私から海の日に係る一連の行事について御紹介いたしましたけれども、総合開会式、そして特別行事、国際シンポジウム、それぞれ海外から約50か国、約160名、閣僚級4名に御参加いただきまして、海洋国日本としてのリーダーシップを発揮する上で大変有意義なものとなったと考えております。皆様方にお手元資料配付いたしましたけれども、これからも様々な各地で関連イベントが8月中続いていきます。それぞれの皆様のふるさとで何が行われているか等も含めて、これらの取組、海の恵みをつくり、また地方創生とつなげていきたいと思いますので、是非地方におけるイベントについても積極的な御取材をいただけたら幸いでございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)私から2問お伺いしたいのですけれども、1点目は海洋の関係で、先日官房長官のほうが中国のガス田について写真を公開しましたけれども、中国側はそれに対して反発もしていますが、大臣、海洋担当として、日本の海洋資源というのをどのように守っていくかということを教えていただければと思います。
(答)法の支配の下にそれぞれの国、海の安全・平和というのが守られなければならないと思いますし、それによってそれぞれの繁栄があるのだろうというふうに思います。我が国は国際海洋秩序の確立を目指してきているところでありますが、今回東シナ海における日中間の排他的経済水域及び大陸棚の境界がいまだ確定していないという状況において、日中中間線の中国側においてとはいえ、中国側が一方的な資源開発を進めているということは誠に遺憾であります。中国側の反発は全く当たらないわけでありまして、早く話合いに応じるように求めたいと思います。
(問)もう一点なのですが、拉致問題ですけれども、先日集会もありまして、昨日には大臣が総理とも会われましたけれども、来週政府・与野党連絡協議会が開かれる予定ではあると思うのですが、それも見据えて総理からどのような指示があったか、言える範囲で教えてください。
(答)北朝鮮から具体的な行動を早急に引き出すべく、働きかけを強めるようにということでございます。引き続き働きかけを強め、被害者全員の救出に向けて結果を出していきたいと思います。
 政府・与野党連絡協議会の日程については、現在調整中ということでございます。

(以上)