山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年7月17日

(平成27年7月17日(金) 9:37~9:43  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私のほうからは積極的発言ございませんけれども、皆様のほうからもしあれば、どうぞ。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の久木です。お願いします。
 安全保障法制についてお伺いします。昨日、関連法案が衆院を通過しまして、舞台は参院に移るわけですけれども、大臣、ここまでの国会審議並びに国民の理解というものについてどのようにお考えかという点と、参院ではどのような議論を期待されますでしょうか。
(答)平和安全法制は、国の存立を全うし、国民の平和な暮らしを守り抜くために必要な法案と認識をしております。参議院審議と参議院へと場を移すわけですけれども、内閣一つとなって、より広く国民の皆様に御理解いただけますように丁寧な説明を尽くしていかなければならないと思っています。
(問)関連しまして、総理も国民の理解はまだ十分得られていないという御認識を示されているわけですけれども、大臣はどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
(答)丁寧に懸命にやってまいりましたけれども、更に努めていくということが大事だと思っています。
(問)NHK、川田です。
 関連なんですけれども、安保法制、今度、参議院に場を移しますけれども、参議院のほうでは特別委員会の設置のめどもまだ立っておらず、野党も昨日、採決を欠席しましたけれども、大臣、参議院の御出身ということもありまして、参議院のほうに場を移すということで、野党についてはどのような形を求めるかということを教えていただきたいと思います。
(答)国会のことでございますので、コメントは控えたいと思いますけれども、衆議院の場、参議院の場、丁寧な議論が広まっていくように望んでおります。
(問)別の話題なんですが、防災の関係で、今、台風11号が上陸もしていますけれども、大臣、防災担当大臣として、政府として、今、被害の状況、そして今後の政府の対策などについて教えていただけたらと思います。
(答)大型で強い台風第11号、比較的ゆっくりとした速度で中国地方を北上しております。四国や紀伊半島では、降り始めからの雨量が多いところで500ミリを超えており、引き続き四国から東海にかけて24時間に200~300ミリの大雨となる恐れがあります。土砂災害、河川の氾濫、低い土地の浸水、暴風や高波に厳重な警戒が必要であります。
 これまでに暴風雨による負傷者が発生しているほか、大雨により河川の氾濫、浸水被害が発生していますが、5県1万5,000世帯に対して避難指示、11県20万世帯に避難勧告が出されるなど早目の対応をとっていただいておりまして、現在のところ土砂災害などによる重大な被害等の報告はございません。
 政府といたしましては、15日、関係省庁災害警戒会議を開催して、自治体や関係機関への注意喚起、助言を積極的に行うなど改めて万全の体制で対応するよう確認するとともに、情報収集体制を強化して政府一丸となって対応しているところであります。今後長い時間にわたって暴風や大雨が続くことが予想されていることから、本日10時から、関係省庁災害警戒会議を開催し、被害状況の把握と今後の対応を確認することとしております。
 国民の皆様におかれましては、最新の気象情報に注意し、不要不急の外出を控えるとともに、避難勧告等が出されていなくても、少しでも危険であると感じたら、ちゅうちょなく自発的に避難するなど安全確保を最優先に対応をしていただきますようにお願いしたいと思います。
(問)共同通信の河内です。
 新国立競技場の問題についてお伺いします。総工費が2,520億円に膨らんだ問題で、安倍総理自身、安倍総理は建設計画を見直す方針とされていますけれども、大臣御自身は、新国立競技場の建設について見直す必要性、是非についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)総理としては、国民の皆様の声に耳を傾けながら、オリンピック・パラリンピック成功に向けて万全の準備を整えていきたいということを御発言と承知しておりますけれども、私のほうからは、所管外でございますので、コメントを控えたいと思います。

(以上)