山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年6月12日

(平成27年6月12日(金) 8:48~8:52  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私から2点積極発言です。
 まず、拉致問題関係でありますけれども、14日日曜日、福岡市役所で開催される救う会九州連絡協議会主催の北朝鮮人権侵害問題啓発週間に私も出席して、御挨拶を申し上げることとしております。
 この啓発週間は、九州地方の拉致問題解決のための取組を北朝鮮に示す重要な行事であります。是非たくさんの皆様にお越しいただきたいと思います。
 それから、もう1点、領土・主権を巡る内外発信、有識者懇談会によりまして、とりまとめられた提言をいただきましたので、今後の施策にしっかりといかしてまいりたいと思います。今、総理にも、その報告書を手渡して説明したところであります。
 それから、私自身が話している英語版と日本語版の動画を公開します。竹島及び尖閣諸島に関する正確な事実関係を国内外の皆様にしっかりと分かりやすく説明する動画であります。内閣官房領土担当室(領土・主権対策企画調整室)のウエブサイトで、本日11時頃から公開いたしますので、是非御覧になってください。
 それから、領土対策室ウエブサイトのうち、尖閣諸島をめぐる情勢のページの中国語版と竹島問題に関するページの韓国語版も作成いたしました。これも本日11時頃より公開となります。
 それから、この地図なのですが、全国の小中学校にこれから送っていくというものでありまして、要するに、海洋大国であるという、西の一番最西端、与那国島、そして最南端、沖ノ鳥島、最東端、南鳥島、最北端、択捉島というものがしっかりとわかって、世界で第6位の海洋面積の海洋立国、日本であるということが子供たちによく分かるように、全国の小中学校等へ日本地図の配布をいたします。我が国の将来を担う子供たちに、我が国の位置、それから領土・領海に対する正しい理解を深める役に立てば、一助になればと思っております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)動画の公開なのですけれども、このタイミングという狙いをもう少し具体的にお願いできますでしょうか。
(答)以前からずっと準備をしておりまして、たまたまこの時期になったということであります。
(問)NHKの川田です。
 昨日、三重県の知事が総理とも対談されて、「伊勢志摩サミット」、まもなく、これからありますけれども、やはり警察、どのように警備に当たっていくか教えてください。
(答)昨日、鈴木・三重県知事の挨拶を受けましたけれども、警察としても、「伊勢志摩サミット」の成功に向けて、全力で取り組んでまいりたいと思います。特に、「伊勢志摩サミット」警備をめぐっては、現下の非常に厳しい国際テロやサイバー攻撃等の情勢があることから、警察庁においても全庁を挙げて、サミットの警備諸対策を推進する必要があります。
 こうした観点から、本日、警察庁次長を長とする「警察庁伊勢志摩サミット等警備対策委員会」を設置したところであります。本委員会が牽引役となって、開催地を管轄する三重県警察を始め、全国警察と緊密に連携して、サミット警備の万全を期してまいる所存でございます。

(以上)