山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年6月5日

(平成27年6月5日(金) 8:45~8:50  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。2点ございます。
 まず一つ、日本年金機構に対するサイバー攻撃事案に便乗した詐欺に対する注意ついてでございます。
 日本年金機構に対するサイバー攻撃事案に関連して、警察においては、機構の職員を装って、個人情報を聞き出そうとしたり、年金情報の削除を持ちかけるなどの不審電話がかかってきたとの相談を受けております。ただし、実害が発生したという報告は受けておりません。
 厚生労働省によれば、今回の件に関して、機構からお客様へ電話やメールで連絡することはない、機構からお客様に金銭を求めることはない、とのことです。
 国民の皆様にあっては、機構の職員を装うなどの不審電話を受けても、個人情報を話したり、お金を払ったりしないよう十分に御注意をしていただきたいと思います。何かありましたら、警察や年金機構の専用コールセンターに御相談をいただければと思っています。
 それからもう一つでございますが、「全国防災・危機管理トップセミナー」についてであります。災害が起きた時に、陣頭指揮を執ることになる首長が、避難指示を始めとする適切な危機管理の対応ができるように、防災について、高い意識・十分な知識を持つことや、実際の経験などを共有することは、極めて大事なことであります。
 このため、内閣府と消防庁の共催、全国市長会の協賛で、6月10日に「全国防災・危機管理トップセミナー」を開催いたします。セミナーでは、専門家や首長の方々による講演のほか、私も出席しまして、国において進めている災害対策の現状などについて、お話をさせていただく予定であります。
 詳しいことは、内閣府防災担当まで、お問い合わせいただければと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)先程お話しあったサイバー攻撃の関係なんですけれども、その後の警察の捜査、体制等についてお話しできればと思います。
(答)現在捜査中でありますけれども、ログの保存等も含めて、捜査中であります。詳細については、ここは控えさせていただきたいと思います。
(問)NHK、川田です。
 2点ありまして、1点は今日で口永良部(くちのえらぶ)の噴火から1週間がたつのですけれども、改めて政府の今の対応、そして避難が長期化されることへの大臣の御所感を伺えたらと思います。
(答)避難された方々に寄り添ったきめ細かな対応、そして監視態勢の強化が重要であると考えております。屋久島町においては避難された方々の意向調査を行っておりまして、政府としましても、本日16時から関係省庁災害対策会議を開催しまして、その結果を踏まえまして、最大限の支援をしてまいりたいと考えております。
 また、停電の件でありますが、昨日、九州電力等が停電の復旧のために入島しまして、観測機器は稼働しておりまして、引き続きヘリなども使って、火山活動の状況をしっかりと監視してまいりたいと思っております。
(問)伺いたいのですけれども、話は変わるのですが、離島の関係で、今、自民のほうで8時から部会をやっていまして、無人の離島というのをなくして、一定の有人離島をちゃんと確保して、それで振興を図っていこうという法律を今国会に出そうとしていますけれども、政府としてどのように対応されていくかということは。
(答)国境近くの離島の保全や振興を図るための法案を、議員立法として今通常国会に提出する方針ということは承知しております。
 党における議論などを踏まえながら、政府としても議論を重ねていきたいと考えております。

(以上)