山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年3月3日

（平成27年3月3日（火） ８:45～８:53 　於：中央合同庁舎第８号館５階共用会議室Ｂ）

1.発言要旨

　おはようございます。

　本日の閣僚懇談会において、開催まで２週間を切りました、第３回国連防災世界会議について、このピン・バッチをお配りいたしますとともに、閣僚各位に引き続きの御協力をお願いいたしました。現時点では、首脳級はおよそ20か国、閣僚級は３桁に迫る参加が見込まれております。また、私は会議の議長を務める予定でありますが、開催期間中に調整がつけば、参加いただく各国の閣僚等との個別会談も行い、防災分野での国際協力を進めてまいりたいと考えております。

　以上です。

2.質疑応答

（問）ＮＨＫの清水といいます。
　国連防災世界会議についてですけれども、閣僚級はおよそ20か国ということで、正確な確定の国数は今おっしゃられても構わなければ教えていただきたいのと、それから、あと２週間ということで、改めて大臣としてどういうことを発信していきたいかということをお願いします。

（答）現在まだ最終的な詰めのところにいるので、正確な数というのは今日のところはまだ発表を控えさせていただきたいと思います。
　意気込みでありますけれども、様々な関係国の皆様ともこれまでにお話をしてきました。日本は様々な災害に遭いやすいという環境にございまして、また、防災のノウハウ、ハード・ソフト面を含め様々な災害の教訓から得られましたものを積み上げてきております。また技術面でも積み上げてきておりますので、是非それを各国で共有していく、あるいは世界に向けて発信していって、防災の主流化、事前防災、減災、被害の最小化に努めていきたいと思っております。

（問）読売新聞の酒本です。
　今回の川崎の事件を受けまして、自民党などから少年法の厳罰化も含めた見直しを、というような声が上がっておりますが、大臣のお考えをお聞かせください。

（答）誠に痛ましい事件でありまして、亡くなられた少年の御冥福を祈り、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。この痛みを再発防止に向けて二度とこのようなことが起こらないように、関係機関と連携しながら努めていきたいと思います。
　少年法の改正に関しましては、様々な議論がこれから起きてくると思いますが、私からは、所管外のことでもありますので、コメントは控えたいと思います。

（問）朝日新聞の久木です。
　拉致についてお伺いします。先日、「家族会」（北朝鮮による拉致被害者家族連絡会）と「救う会」（北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会）の会合がございまして、初回報告の期限を３月までとして、３月までに来なければ再制裁も、ということを政府に要望していきたいと、また、安倍総理への面会も求めていくというような方針が決まりましたが、大臣の受け止めと、家族会の方々から大臣への要望等のスケジュール等決まっておりましたらお願いできますでしょうか。

（答）御家族のお気持ち、また御指摘の運動方針については真摯に受止めております。私の方で近々、御家族の皆様とお会いいたしまして、またいろいろな詳しい内容、そして思いを直接お聞きしたいと考えております。

（問）北朝鮮が先日、ミサイルを２発発射しましたけれども、日朝協議に与える影響をどのようにお考えでしょうか。

（答）弾道ミサイル発射は安保理決議違反、また、日朝平壌宣言の違反でありまして、強く抗議をいたします。拉致問題に関しましては、日朝協議の中で特別調査委員会が立ち上がっておりますので、日本といたしましては一日も早く正直な報告を出しなさいということを言い続けて結果を出していきたいと思っています。

（問）ＮＨＫの川田です。
　関連して拉致についてお伺いしたいんですけれども、昨日、官房長官は、北朝鮮のミサイル発射についてなんですけども、まず、拉致・核・ミサイルを包括的に解決したいと。ただ一方で、拉致問題については安倍政権の最重要課題であるということを述べていらっしゃいましたけれども、このミサイルの発射というのは、特に拉致問題について、特に日朝協議については影響しないと考えて、拉致はまず日朝としてはちゃんと最重要でやっていられると、そういうお考えでよろしかったでしょうか。

（答）拉致・核・ミサイルの包括的解決というのは当然のことであります。また、日朝協議の中で、重大な主権侵害である、また人権侵害である拉致問題の解決を、一日も早く図るためにきちんと対応を行動対行動で求めていきたいと思っています。

（問）共同通信の河内です。
　すみません、国連防災世界会議の話に戻って恐縮なんですけど、ちょっと聞き間違えだったらあれなんですけど、首脳級が20か国ほど来られるというふうに言われていたと思うんですけど、安倍総理との会談とかを予定されている国とかそういったことはもう決まっていらっしゃるんでしょうか。決まっていたら教えていただけますか。

（答）それもまだ本日のところは発表を控えたいと思います。

（以上）