山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年2月17日

(平成27年2月17日(火) 9:40~9:45  於:院内閣議室前)

1.発言要旨

 3点ほど御報告がございます。

 1点は、地震と津波に関するものであります。今朝8時6分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード6.9の地震がありました。この地震で青森県五戸町、南部町ほかで震度4を観測しました。この地震により岩手県に津波注意報が発表されています。海岸付近は危険です。海の中にいる人は直ちに海から上がってください。海岸から離れてください。これまでに宮古港などで津波を観測しております。今後の第2波、第3波では、津波の高さは更に高くなることも考えられます。津波注意報が解除されるまで、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。自治体の避難指示等に従い安全を確保していただくようにお願いいたします。

 2点目は、領土担当大臣としてでございます。2月22日に開かれます島根県主催の「竹島の日」の式典に、松本洋平内閣府大臣政務官を出席させます。松本洋平内閣府大臣政務官には、これまでの取り組んできた様々な政府の取組状況、そして我が国の立場の発信、そしてまた、国民・国内啓発に努めるように、訴えるように申しました。今年10周年ということで、竹島の日の式典開催に当たって島根県、そして関係者の皆様には、敬意を表したいと思っております。

 これまでも、領土・主権対策企画室といたしまして、ウエブサイトの充実や、あるいは都道府県の教育主事をお招きして教員用の研修、あるいは、竹島に関する資料の収集・保存などに努めているところでございます。今後ともしっかりと我が国の立場と、そしてまた国内啓発に努めていきたいと思っています。

 もう1点でございますが、大規模地震で火災が発生する、これを5割ぐらい防げるのではないかという試算もある感震ブレーカーに関するものであります。いろいろな種類が出ているんですけれども、昨日、ガイドラインを取りまとめました。様々なタイプの感震ブレーカー等の特徴、性能評価の方法や第三者認証制度、設置に当たっての留意点などを示したガイドラインであります。これによって、品質の向上や消費者のニーズにあった製品開発などを促して、感震ブレーカー等の更なる普及に努めてまいりたいと思います。それぞれいろいろございますので、また後ほど御取材いただければと思います。

 以上です。

2.質疑応答

(問)今朝方の地震で現状把握している被害状況とかがありましたら。
(答)今のところ人的被害等々はないということではありますが、引き続き情報収集に努めたいと思っています。
(問)共同の河内ですけれども、竹島の関係で22日に日本政府の関係者を派遣するということで、竹島の領有権を主張する韓国側の反発も予想されますが、その点についてはどのように対応をお考えでしょうか。
(答)日韓関係は非常に重要だと思っておりますし、様々な友好関係がこれからも積み重ねていかれるということ、いくということを望んでおります。その上で竹島に関しては、国際法上も歴史的にも我が国の領土でありますから、それを我が国の立場を発信するというのは政府の当然の責務だと思っています。
(問)すみません、NHKの霜越と申します。
 今朝方の地震で今後の政府の対応としてはどういったものを。
(答)今、注意報のいろいろな推移を見ているところでありまして、情報収集をして、またしっかりと皆様に「海岸から離れてください。」ということをお伝えしたいと思っております。

(以上)