山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年1月23日

(平成27年1月23日(金) 10:41~10:47  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 おはようございます。

 本日の閣議において、「東日本大震災四周年追悼式」を、政府主催により、来たる3月11日、国立劇場において、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、各界代表の参列を得て、実施することが決定されました。

 総理からは、本件に関する事務については、私を中心に行うように御指示がございました。今後、関係各方面とも密接な連携をとりつつ、速やかに諸般の準備を進め、追悼式の実施に万全を期すつもりであります。

 なお、式典の詳細については、内閣府大臣官房「東日本大震災四周年追悼式準備室」にお問合せをいただきたいと思います。

 以上です。

 

 

2.質疑応答

(問)朝日新聞の久木です。
 ISILによる邦人殺害予告事件についてお伺いします。ISIL側が身代金の要求期限としているのが本日午後となっておりますが、2人の安否を含めて現状どのように認識、把握されていますでしょうか。
(答)1月20日、ISILと見られる組織が2名の邦人の身柄を拘束し、我が国に対し、72時間以内に身代金を支払うよう脅迫する動画がインターネット上に配信されました。人命を盾にとって他者を脅迫することは許しがたく、強い憤りを覚えます。
 警察庁では、外務省からの連絡を受け、1月20日午後3時、警備局長を長とする対策本部を設置し、また、警察庁職員をTRT-2(国際テロリズム緊急展開班)要員としてヨルダンにおいて活動させるなど、外務省と関係省庁と連携して情報収集に努めてまいりました。また、全国の警察に対しても、国際テロ関連情報の収集強化、水際対策の徹底、重要防護施設の警戒警備を指示いたしました。最大限の努力を尽くしてまいる所存であります。
 政府一丸となって、現在引き続き情報収集に努めながら、2人の日本人の早期解放に向けて全力で取り組んでいるところであります。
 千万人を超える難民・避難民対策といった日本が表明した支援は人道支援であります。脅迫の犯人が主張するような、イスラム世界の人々を殺傷するためのものでは全くありません。政府としては、人質の早期解放に向けて今後とも最大限の努力をしてまいります。
(問)すみません、言える範囲で結構なんですが、現段階での2人の安否等についてはどう把握されていますでしょうか。
(答)それに関しては控えたいと思っています。
(問)NHK、川田です。
 関連なんですけども、大臣は閣議とか会議があって御覧になっていないかもしれないんですけども、その同じ時間、午前10時ぐらいから後藤さんのお母さんの記者会見も行われていまして、「息子はイスラム国の敵ではない」とか、あとは息子の救出を涙ながらに訴えていらっしゃいましたけれども、大臣、この会見など、お子さんを思う気持ちをおっしゃっていらっしゃいましたけれども、それについてどのようにお考えかということと、あと政府、今後、午後以降どのような動きを想定していらっしゃるか、対策を含めて教えていただけたらと思います。
(答)そのお母様の会見の模様は、内容等々報告を受けております。本当に息子さんを思う気持ちを思いますと、早期解放そして解決に向けて全力を尽くしていかなければならないと考えております。そして、一丸となって今そのようなことに努めているところでございます。
(問)共同通信の奥田です。
 東日本大震災の追悼式典なんですが、毎度のことで恐縮なんですけれども、現地でも開いてほしいという声もあったりはしますが、被災地の現場近くでですね。やはり今回も東京・国立劇場ということでよろしいんでしょうか。
(答)四周年について、国として犠牲者を追悼する式典を国立劇場で行うわけでございますけれども、去年も一昨年も現地でそれぞれの県が行ったと承知しておりますが、今年も昨年と同じ形ということを考えております。

(以上)