稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年6月17日

(平成26年6月17日(火) 8:28~8:35  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。冒頭、私からは特段ございません。

2.質疑応答

(問) NHK、森田です。
 まず、今行われている公開プロセスについてなんですけれども、先週から議論が始まって、今回から廃止などを含めて方法も改められましたが、視察された感想と、この方法について一部改めたことの効果をどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
(答) 今回、廃止の選択肢を新たに設けました。そして、公開プロセスが始まって、既に7府省27事業について公開での議論が行われております。そして、私自身も視察をしましたけれども、非常に緊張感のある議論がなされているというように感じました。そして、(今月)12日に内閣府と農水省の公開プロセスを傍聴したのですけれども、農水省は最初の視察だったのですが、5人廃止、1人抜本的改善で、廃止という判定になりました。また、内閣府の方も抜本的改善という結果だったのですけれども、非常に私自身も、自分はちょっと質問したりはできない傍聴席にいるのですけれども、一体何のためにこの事業をやっているのかとか、あと、この目的のためにどういう関連性があってやっておられるのか、非常に疑問を持ったものもありますので、大変いい議論をしていただいているなというように思っています。
 この点検の結果、事業の改善、見直しにきちんとつなげていってもらいたいですし、今回、この公開プロセスをより国民の皆さんが、インターネットでも中継をしていますので、見ていただければ、非常にわかりやすいし、問題意識を共有できる取組でもありますので、期待をしたいというように思っています。
(問) すみません、朝日新聞の藤原と申します。
 昨日、石原環境大臣が福島の住民との交渉、説明会を終えたばかりの中間貯蔵施設の建設の交渉をめぐって、「最後は金めだ」という発言をされましたが、それに関して大臣御自身の閣僚としての受け止めをお伺いできればと思います。
(答) 報道では承知しているのですけれども、それも所管外でもありますし、あと、前後関係等、承知しておりませんので、お答えできる立場にはありません。
(問) 日経新聞の兒玉です。
 昨日、内閣府の本府参与として松田隆利さんが就任されました。今後、内閣府、内閣官房のスリム化に向けて議論も進んでいくと思うのですけれども、この松田さんの起用について何かあればお願いします。
(答) 松田さんが内閣府の参与に就任されて、是非その知見を生かしていただきたいというように思っております。そして、内閣官房と内閣府の業務の見直しに関しては、行革の立場からしても、平成13年の省庁再編当初に比べて内閣官房、内閣府が所管する業務が膨大になっていますし、能率的な業務遂行の観点、省庁再編時の理念に照らして、事務の在り方が適当かどうか、疑問なしとはしないというように考えておりますので、是非その知見を生かしていただきたいというように考えております。
(問) (フジテレビ・和田記者)今の関連ですが、内閣府と内閣官房の見直しですが、党先行で進んでいるような気もいたしますが、政府サイドは日程的にはどんな段取りで進むんでしょうか。
(答) まずは自民党の中での議論の検討を注視しながら、国の統治機構の基本にかかわることでもありますので、官邸の判断も踏まえながら対処していくことになろうかというように思います。
(問) (NHK・森田記者)規制改革の関連ですけれども、労働雇用に関して、昨日、新たな労働時間制度について厚労省の労働政策審議会でまた議論が始まりましたけれども、今回、会議としては継続して検討ということになりまして、ここに関しては今後どのような議論を進めていくお考えでしょうか。
(答) 労働に関しては、規制改革としては三位一体という改革を提言いたしておりまして、それは時間ではなくて、「仕事の成果で計る」、「労働時間の上限を設ける」、また「休暇の強制取得」など、その三つを三位一体として議論していくという方向性については、今後も規制改革の中で検討を続けていくということでございます。

(以上)