稲田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年4月8日

(平成26年4月8日(火) 9:15~9:22  於:合同庁舎4号館6階620会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。冒頭、私からは特段ございません。

2.質疑応答

(問)日経新聞の兒玉です。
 先日、JAの全中(全国農業協同組合中央会)が改革プランを公表しました。一部には具体性に欠けるという声もありますけれども、このプランについて、どう評価されていますでしょうか。
(答)ちょうど今、規制改革のワーキンググループで議論がなされております。JA自体が自らを改革しなければならないという旗を上げて、このようなプランを出されたこと自体は評価しておりますが、農水大臣自身も、このプランについて具体性に欠けていると、そして具体化するために、また、党や規制改革会議での議論がなされることになるというコメントをなされているように、やはり具体性に欠けることは否めないというふうに思います。そして、目的自体は、強い農業つくるとか、農家所得の向上という意味では、一応出しておりますけれども、このプランの具体性に向けて、しっかりと規制改革会議でも議論をしていくことになろうかというように思います。
(問)(日経新聞・兒玉記者)すみません、関連してなんですけれども、6月に規制改革会議としての意見をまとめることになりますが、規制改革会議での議論の現状は、どういった状況になっていますでしょうか。
(答)今日は農協の改革の問題、そして前回は農業委員会や金融の問題、それから視察にも行かれておりますし、かなり先進的な取組をされている農業者も呼んでヒアリングを行ったり、また、今日は全中ですけれども、単協(単位農業協同組合)の取組、それから単協の改革についてもヒアリングを行っているところであります。そういったヒアリング、それから専門委員には農業の専門家の方や農業に携わっておられる方もいらっしゃいますし、非常に建設的な議論をして頂いております。
 また、ワーキンググループとしての改革の基本的な姿勢について、本日、資料が示されて、議論が行われる予定と聞いておりますので、かなり煮詰まってきたというか、かなり山場を迎えていると思いますので、6月に向けて深めていきたいというふうに思います。
(問)時事通信の大沼ですけれども、みんなの党の渡辺代表が昨日辞任をされましたけれども、これに対する受け止めと、あと、説明責任が不足しているという指摘もありますが、政治と金にまつわる不信を招いたことに対するような大臣の見解というか、その辺りをお願いできますでしょうか。
(答)渡辺さんは、第1次安倍内閣の行革担当大臣として、政治に対する不信であったり、また、官僚機構の問題であったりを非常に発信されておられました。また、今回私がやっております公務員制度改革も、渡辺さんの大臣時代の基本法というものが基礎になっております。
 その意味で、私はやっぱり、渡辺代表が今までずっと、政治に対する不信を払拭したい、また、官僚依存ではなくて政治主導を確立すべきであると、国民目線で政治をやるべきであるということで、みんなの党を立ち上げられた訳でありますので、その今までの渡辺代表の政治姿勢に恥じない説明責任をきちんと果たしてもらいたいなというように思っています。
(問)朝日新聞の藤原と申します。
 すみません、今の質問に関連してなんですけれども、渡辺代表の辞任によって、今後、野党の再編なんかもまた見られる部分があるかと思うのですが、こちらに対する影響と、また、安倍政権の今後の政権運営に対する影響なんかについて、もし思うところがございましたら、お聞かせください。
(答)そうですね、渡辺代表の説明責任については今申し上げたとおりですし、私はやはり、きちんとした野党があって、そして、政権に対して批判的な意見も含めて活発な議論がされることは、私は、この国の政治にとって非常に重要なことであろうかというように思っております。
(問)(朝日新聞・藤原記者)すみません、追加です。最後、後段の部分で、今の政権運営に対する影響みたいなものというのは、何か考えているでしょうか。
(答)現時点では、何か影響があるというようには考えていないです。

(以上)